ヤニス・アデトクンボ、Twitterアカウントをハッキングされる
ミルウォーキー・バックスのスーパースターで2019-20シーズンMVP有力候補であるヤニス・アデトクンボに災難。5月8日、アデトクンボの公式Twitterアカウントが何者かに乗っ取られる事件が起きた。
アデトクンボのアカウントに不正アクセスしたハッカーは、差別的な表現を含むツイートを短時間に連投。今年1月に死去したコービー・ブライアントを冒涜する投稿をしたり、「コロナにかかった。アジア人嫌い」「バックスは差別主義のチーム。60得点取れなかった日には奴隷扱いされる」とツイートするなど、その内容は不謹慎かつ幼稚なものばかりだ。
他にも犯人は、「クリス・ミドルトンいらない。本物のシューターと一緒にプレイしたいよ」や「レブロン・ジェイムスが殺し屋を送ろうとしてきた」など、他のNBA選手たちを巻き込むツイートも発信。さらに「ウォリアーズに移籍する」とつぶやいた直後に、ステフィン・カリーに向けて「お前の嫁と寝たよ」と悪意たっぷりのメンションを送っていた。
犯人はまだ特定されていないようだが、暇を持て余したクソガキ(あるいは極めて精神年齢の低い人間)の犯行だと思われる。
事件発生から間もなく、ミルウォーキー・バックスは「アデトクンボのアカウントがハッキングされました」と声明を発表。またヤニスの弟であるコスタス・アデトクンボによると、ヤニスはツイッターアカウントだけでなく、携帯電話やメール、銀行口座などの情報も抜かれていたらしい。
「ヤニスのTwitteと電話、メール、銀行口座がハッキングされました。彼は一連のツイートについて心から申し訳なく思っています。ハッカーが投稿した発言は極めて不適切かつ不快なものでした」- コスタス・アデトクンボ
ハッキング被害から数時間後、アカウントを取り戻したヤニスは謝罪文をTwitterに投稿した。
「SNSでのインシデントについて説明させて欲しい。ハッキングされました。この件については現在捜査中です。ツイートや投稿は極めて不謹慎であり、そういったおぞましい発言をする人間がいるという事実に失望しています。バックスやクリス(ミドルトン)、レブロン、カリーの家族が、こういった虚偽で悪意のあるツイートに巻き込まれてしまったことが残念でなりません。そして何よりも、悲嘆に暮れているコービー・ブライアントの遺族に対して心苦しく思います。彼らはこういった悪意に晒されるべきではない」
ヤニスが謝る必要なんて一ミリもない。
Via @Giannis_An34