【ハイライト】アデトクンボがイースト準決勝第1戦でセルフ・アリウープ炸裂
ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが、プレイオフゲームの大事な場面で再び超人プレイを披露だ。
現地5月1日にTDガーデンで行われたセルティックス対バックスのイースト準決勝第1戦の第4Q中盤、アデトクンボはアップ&アンダーのムーブでディフェンダーをかわすと、バックボードを使って自身にロブパスを放ち“1人アリウープ”に成功。とどめの一発と言わんばかりの強烈なダンクを叩き込み、敵地アリーナをどよめかせる。
試合後、バックスのマイク・ブーデンホルザーHCはアデトクンボのセルフ・アリウープについて、「あれは純粋な才能と直感があってこそなせる技。彼は独創的かつ特別なプレイを、ここぞという時に決めてくれる。『本当に味方で良かった』と思わせてくれる選手だ」と絶賛している。
アデトクンボはこのダンクの直後にも、ジェイレン・ブラウンからチャージングを取るファインプレイ。第4Q残り6分で16点リードを奪ったバックスは、そのまま最後まで二桁得点差を維持して101-89でセルティックスを下し、敵地でのシリーズ第1戦を制した。
この日のヤニスは、38分の出場でフィールドゴール25本中9本成功と、ややスコアリングで苦戦。その一方で、プレイメイクや守備で存分に存在感を発揮し、24得点/13リバウンド/12アシストからプレイオフキャリア2度目のトリプルダブルを記録している。なお、バックボードを使った自身へのパスはアシストとしてカウントされない。
オールスターのクリス・ミドルトンが欠場していたバックスはアデトクンボの他、ドリュー・ホリデーがチームハイ25得点、ボビー・ポーティスが15得点/11リバウンドのダブルダブルでステップアップ。シリーズのホームコートアドバンテージを奪うことに成功した。
一方で、今季ポストシーズン初黒星を喫したセルティックスは、ジェイソン・テイタムが21得点、ジェイレン・ブラウンとアル・ホーフォードがそれぞれ12得点をマーク。バックスのサイズとフィジカルに苦戦し、チームFG成功率33.3%からファイナルスコアで90点に届かなかった。
バックスとセルティックスのシリーズ第2戦は、現地5月3日に再びボストンで行われる。
MEM vs GSW
なお同日のNBAでは、ウェスタンカンファレンスでも準決勝第1戦が行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズが敵地でメンフィス・グリズリーズに117-116の1点差で勝利。
ウォリアーズは、3年目のジョーダン・プールがチームハイ31得点の大活躍を見せた他、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンのスプラッシュ・ブラザーズが終盤の勝負所で値千金のプレイを決めた。
▼手に汗握るラスト2分
ウォリアーズは2点ビハインドで迎えた残り37秒に、トンプソンがインバウンズパスからスリーを沈めて逆転。続く守備ポゼッションでは、カリーがジャ・モラントのレイアップを阻止する見事な守備を見せた。
同日の第1戦では、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが前半にフレグラントファウル2をコールされて退場処分となるが、グリズリーズはそのチャンスを活かせず。第2戦は、現地5月3日にメンフィスで行われる。
ボックススコア:「NBA」