マヌ・ジノビリが再び決勝プレイ
GINOOOBILII!!(ジノービリィィ!!)がまたやってくれた。
1週間前のホームゲーム(12月8日のセルティックス戦)で決勝スリーを沈めたばかりのマヌ・ジノビリだが、現地16日のダラス・マーベリックス戦では再びチームを勝利に導くプレイに成功。同点で迎えた第4Qのラストポゼッションで、スクリーンを使って鋭いドライブを仕掛け、残り時間3秒にレイアップをねじ込んだ。
前日のヒューストン・ロケッツ戦で惨敗を喫したスパーズは、マブス戦でもなかなかリズムを掴めず、試合を通して相手に主導権を握られる形となり、第4Q残り4分で11点ビハインドとピンチに陥ったが、そこから13-0のランで大逆転劇を展開。
残り時間23秒に、ラマーカス・オルドリッジのターンアラウンド・ジャンプショットでついに同点に追いつくと、続くタイムアウト明けの守備ポゼッションでは、インバウンドパスを見事にディナイしてマブスにターンオーバーを出させ、ラストショットのチャンスを手にし、ジノビリのレイアップでこの日初めてのリードを奪取した。
▼ラスト3分のカムバック
「とにかくアタックして、ファウルをドローするか、何かを起こそうとした。(オルドリッジの)ポストアップでいくつもりだったけど、そうしなかったのは良いアイデアだったよ。何しろ、ポストアップでは残り時間をコントロールするのが難しいからね。だから今回のようなラストプレイでは、アタックするタイミングを知るためにクロックの見えるポジションにいるのがベターなんだ。最後のショットを打つ前に出来る限り時間を使おうとした。そしてハードにドライブした。最後がどうなったのか、自分ではよくわからない。ウェスリー・マシューズが横にいたのは覚えているけどね」
– マヌ・ジノビリ
連敗を2で終わらせたスパーズ(20勝10敗)は、オルドリッジが22得点/14リバウンドを獲得し、スターター3選手が欠場(カワイ・レナード、ダニー・グリーン、トニー・パーカー)したチームを牽引。パーカーの代わりに先発出場したデジョンテ・マレーが14得点/6リバウンド、ジノビリは23分の出場で12得点をあげた。
敗れたマブス(8勝22敗)は、ダーク・ノビツキーと同じドイツ出身の新人マキシ・クレバーが、自己最多の21得点を記録している。
ボックススコア:「NBA」