ゴラン・ドラギッチが足底筋膜の断裂、ファイナル離脱の可能性も
2020NBAファイナルは、マイアミ・ヒートにとって悪夢のような展開でのスタートとなってしまった。
ヒートは9月30日に行われた第1戦に98-116で大敗。さらに先発PGのゴラン・ドラギッチが、左足の負傷で途中退場となった。
ドラギッチは第1戦前半に、ノンコンタクトのプレイで左足を負傷。左足底筋膜の断裂と報じられ、試合後半には出場しなかった。
ドラギッチがこのまま戦線離脱になるかどうかは、今のところ不明。足底筋膜は、かかとから爪先の足裏を繋ぐ腱組織で、ここが断裂すると歩行困難になるほどの強い痛みが出る。
通常であれば完治までに4~6週間が必要となる怪我だが、たいていの場合で手術を必要としないため、過去には怪我発覚後もフロアに立ち続けたケースもある。
例えば、2013年プレイオフ第1ラウンドでのジョー・ジョンソン。第2戦の途中で、今回のドラギッチと同じ足底筋膜断裂の怪我を負ったが、その後も負傷離脱することなく、毎試合前に痛み止めの注射で誤魔化しながら、第7戦までプレイした。
今季プレイオフでのドラギッチは、イーストカンファレンス決勝までの15試合でチーム最多の20.9得点を平均。万が一、第2戦以降もプレイ可能だとしても、100%のパフォーマンスを維持するのは極めて困難なはず。いずれにせよ、ヒートにとっては大打撃だ。
なお第1戦でのヒートはドラギッチの他にも、バム・アデバヨとジミー・バトラーの主力2選手が怪我を負っている。
アデバヨは、後半にドワイト・ハワードとの接触プレイで肩を負傷して途中退場。
バトラーは、前半終了直前に足首を捻挫したが、後半はプレイを続行した。
アデバヨの怪我については、レントゲン検査で異常は見つからなかったとのこと。ドラギッチと同じく、第2戦への出場は今のところ未定とされている。
参考記事:「NBA」