バーンズの決勝スリーでウォリアーズが大逆転負けを回避
現地30日にウェルズファーゴ・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対フィラデルフィア・76ersの試合は、105-105の同点で迎えた第4Q残り0.2秒に、ハリソン・バーンズが決勝点となるコーナースリーに成功。ウォリアーズがシクサーズの猛反撃をギリギリで振り切り、108-105で今季43勝目を獲得した。
▼バーンズの決勝スリー
シクサーズ戦での勝利により、1966-67シーズンの76ersと並んで、シーズン47試合終了時点での歴代ベストレコード(43勝4敗)を記録したウォリアーズ。その一方でスティーブ・カーHCは試合後のインタビューで、この日のチームのパフォーマンスについて厳しい言葉を残している。
「第3Q最初の5分間で、我々は完全にゲームを蔑ろにしてしまった。もし神様が理想の結果をもたらすのなら、恐らく我々は負けるべきだっただろう」
– スティーブ・カー
前半はFG成功率63%と26アシストから73点を挙げるハイレベルなオフェンスを展開し、後半開始5分にリードをこの日最大の24点に広げたウォリアーズだったが、そこから集中力が完全に途切れて大失速。第3Q残り7分から試合終了にかけての19分間でミスを連発して、11ターンオーバー、FG成功率30.6%、8ファウル、7アシストを記録すると、シクサーズに47-23のランを許してしまい、第4Q残り22秒で同点に追いつかれた。
このウォリアーズらしからぬメルトダウンについて、ドレイモンド・グリーンは「自分の責任だ」と反省のコメント:
「確実に敗北すべき試合だった。すべて僕が悪い。身勝手なアンセルフィッシュさでプレーしてしまった。それでチームはボールをターンオーバーするようになった。僕のセルフィッシュな“アンセルフィッシュさ”のせいだ。そこからは状況は悪化する一方だった」
「言い換えれば、僕はトリプルダブルを追いかけてしまった」
– ドレイモンド・グリーン
▼ウォリアーズ、前半/後半ショットチャート
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
GSW | 34 | 39 | 18 | 17 | 108 |
PHI | 26 | 28 | 18 | 33 | 105 |
ウォリアーズは、クレイ・トンプソンがゲームハイの32得点を記録。さらにステファン・カリーが23得点/2ブロック、グリーンが11得点/13リバウンド/9アシストと活躍する一方で、3人のターンオーバー数が合計19回とミスも目立った。
▼トンプソン
▼カリーのブロックショット
シクサーズは、アイザイア・キャナンのチーム最多18得点、イシュ・スミスの16得点/9アシストをはじめ、合計で7選手が二桁台の得点を獲得した。
ボックススコア:「NBA」