トレイ不在のホークスが第4戦圧勝、ルー・ウィリアムズはキャリア初のプレイオフ先発出場で大活躍
アトランタ・ホークスが現地29日、本拠地ステートファーム・アリーナで行われたミルウォーキー・バックスとのイーストファイナル第4戦に110-88で快勝。シリーズを2勝2敗のタイに持ち込んだ。
第4戦では、トレイ・ヤングが右足首の怪我により欠場。絶対的エース抜きで試合に臨むこことなったホークスは、合計6選手が二桁得点をあげるバランスの取れたチームプレイで終始ペースを握る。
特に、ヤングの代わりに先発PGに入った大ベテランのルー・ウィリアムズは、35分の出場でFG9本中7本成功からチームハイ21得点、8アシストと見事にステップアップ。ウィリアムズにとって、キャリア初となるプレイオフでの先発出場だった。
ウィリアムズの他には、ボグダン・ボグダノビッチが20得点、クリント・カペラとケビン・ハーターがそれぞれ15得点をマーク。
この日のホークスは、フィジカルな守備でバックスをFG成功率39.3%の88点に抑えており、特にベンチ出場だったキャム・レディッシュがクリス・ミドルトンのガードで素晴らしい仕事をした。
▼カペラのミラクルショット
アデトクンボは負傷退場
マジ勘弁…。
第3Q中盤、バックスがようやく勢いに乗り始めた矢先でのこと。ホークスのアリウープを阻止しようとしたヤニス・アデトクンボが、着地の際に左足の膝を負傷。しばらく激痛でフロアにうずくまった後、兄のタナシスに支えられながらロッカールームへと下がり、そのまま試合には戻らなかった。
ホークスのエースに続いて、今度はバックスのエースも怪我。一番見たくなかった展開だ。
なお現時点で怪我の詳細は不明。ただ膝の曲がり方や、その後のアデトクンボのリアクションを見る限り、すぐに復帰できるような怪我だとは思えない。
第4戦でのバックスは、ドリュー・ホリデーが19得点/9アシスト、ミドルトンが16得点を記録。第3Q中盤で8点差にまで巻き返していたが、アデトクンボが負傷離脱した直後にホークスに15連続得点を奪われ、完全に勢いを失ってしまった。
ホークスとバックスのシリーズ第5戦は、現地7月1日にミルウォーキーで行われる。
ボックススコア:「NBA」