ヨキッチとアデトクンボのMVP2人がFIBAワールドカップ予選で一騎打ち
現地8月25日、FIBA世界ランキング6位のセルビア代表チームが、母国の首都ベオグラードで行われた2023FIBAワールドカップヨーロッパ予選の試合でギリシャ代表チームと対戦。オーバータイムに及ぶ死闘の末、100-94でギリシャを下し、グループステージ第2ラウンドの成績を4勝3敗とした。
この日の試合で最も注目を集めたのは、セルビア代表のニコラ・ヨキッチとギリシャ代表のヤニス・アデトクンボによる直接対決。ヨキッチとアデトクンボはNBA屈指のスーパースターであり、ここ4年間のレギュラーシーズンMVPは2人のどちらかが受賞している(アデトクンボが2019~20年、ヨキッチが2021~22年)。
勝利したセルビアからは、ヨキッチが30分の出場でチームハイ29得点/8リバウンド/6アシストでチームを牽引。一方のアデトクンボは試合には敗れるも、FIBAキャリアで自己ベストとなる40得点をマークする大奮闘を見せた。
▼FIBAヨキッチ
試合は、ヨキッチが第4Q残り1分30秒にアデトクンボの上から難易度マックスのフェイダウェイスリーを沈め、セルビアが8点リードを奪取。その時点で決着がついたかと思われたが、そこからギリシャは8-0のランで猛反撃を仕掛けて延長戦に持ち込む。
オーバータイムでは、ヨキッチがインサイドでフックショットを連続でねじ込んでテイクオーバー。セルビアはOT残り3分で6点差と主導権を握ると、そのまま最後までリードを維持して逃げ切った。
▼FIBAヤニス
FIBAユーロ予選
現在FIBAヨーロッパ予選では、24チームが4つのグループに分かれて第2ラウンドを対戦中。第2ラウンドは8月、11月、2月(2023年)の3つのフェーズにかけて行われ、それぞれのグループから上位3チーム/計12チームが、日本/フィリピン/インドネシアのアジア3カ国で2023年夏に開催されるFIBAワールドカップ本戦への出場権を得る。
ボックススコア:「FIBA」