カワイ・レナード、開幕戦欠場へ
今季のサンアントニオ・スパーズは、100%とはほど遠い状態でレギュラーシーズン開幕を迎えることになりそうだ。
現地13日に行われたヒューストン・ロケッツ戦の試合前、スパーズのグレッグ・ポポビッチHCは、フランチャイズスターのカワイ・レナードが18日の開幕戦を欠場することを発表。オフシーズンを通してリハビリに努めてきた大腿四頭筋腱の怪我がまだ完治していないらしい。復帰時期についても今のところ不明で、ポポビッチHCは「彼はリハビリ中で、準備が整えば復帰する」としている。
スパーズはレナードの他にも、トニー・パーカーが離脱中のため、ドリブルからオフェンスを組み立てられる選手が不足している状態。マヌ・ジノビリやパティ・ミルズらベテランガード勢だけでなく、若手たちの貢献も要求されるが、その筆頭であるデジョンテ・マレーが右股関節の負傷で13日の試合を欠場した(開幕戦には出場する見込み)。
その一方でポジティブなニュースと言えば、ラマーカス・オルドリッジが絶好調で、プレシーズン5試合では平均26分の出場で17.6得点、FG成功率56.7%を記録。チームはオルドリッジに十分なスペースを与えながら、序盤から積極的にボールを回し、オルドリッジも良いリズムでショットを打てている。パウ・ガソルとのハイ・ローもいい感じだ。またチーム全体でのボールの動きも円滑で、5試合で25.6アシストを平均している。
▼オルドリッジ、ロケッツ戦
昨季スパーズは、レナード不在の試合で7勝1敗の好成績を収めたが(相手チームもエースが欠場していた場合が多かったが…)、今季はどうなることか。またレナードが復帰した時に、オルドリッジとのボールタッチのバランスをどうするのかも課題の一つだ。スパーズは開幕2日目の現地18日に、本拠地AT&Tセンターでミネソタ・ティンバーウルブズを迎え撃つ。
参考記事:「My San Antonio」