ケビン・ラブ、試合中にチームへの苛立ちを爆発
クリーブランド・キャバリアーズとケビン・ラブの関係は、すでに修復不可能なところまで来ているのかもしれない。
以下は、現地4日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ対オクラホマシティ・サンダー戦でのワンシーン。前半最後のキャブスポゼッションで、ラブは試合中にもかかわらず自軍へのフラストレーションを爆発させてしまう。
ラブは試合後、このプレイについて次のように説明している:
「チームはボーナスに入っていて、僕にはクリス・ポールが付いていた。だから僕はこう思ったんだ。ボールをスイングさせろ。僕がポストでダブルチームを引き付けて、そこから良いショットを作り出せるかもしれない、とね。でもそうならなかった。だからイライラしてしまった」
キャブスのジョン・ベイレインHCは試合後、ラブをイラつかせたポゼッションについて、「あれは私の失態だった。ミスマッチに気がつかなかった」とコメント。ハーフタイムのロッカールームではラブに謝罪したそうだ。
「前半のラストショットを打つために、ゆっくり攻めろとチームに指示を出した。ラブがクリス・ポールを背負っているのに気がつかなかった。私の責任だ。違う指示を出してしまった」
確かにラブの言う通り、あの場面ではポストでのミスマッチからオフェンスを展開するのが正しいプレイだったのだろう。ただそれでも、マックスサラリーのチームリーダがあんな形でフラストレーションを表に出すべきではなかっただろう。
なお『The Athletic』の報道によれば、ラブは試合前のシュートアラウンドの時に、チームメイトやヘッドコーチの前でキャブスのコービー・アルトマンGMに不満をぶちまけていたとのこと。ラブは数日前にも、ベンチで椅子に八つ当たりしてチームから罰金処分を科されたばかりだった。
ラブがキャブスを離れたがっているのは火を見るよりも明らか。ただラブの年齢(31歳)や高額契約(残り3年半で年俸約3000万ドル)、怪我の経歴などを考慮すると、動かすのが非常に難しい選手なのも確かだ。ラブが今季トレードデッドラインまでに放出される可能性は高そうだが、そうなった場合、キャブスはあまり多くの見返りを期待できないかもしれない。
ボックススコア:「ESPN」