サクラメント・キングス、16シーズン連続でプレイオフ進出逃す
今年もまたダメだった。
サクラメント・キングスは現地4月3日、本拠地ゴールデン・ワン・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとの試合に109-90で敗北し、シーズン29勝50敗に。今季残り3試合の時点でウェスト10位のサンアントニオ・スパーズから4.5ゲーム差となったため、レギュラーシーズン敗退が確定した。
これでキングスは、2007年から16シーズン連続でプレイオフ進出ならず。1977年~1991年のロサンゼルス・クリッパーズを追い抜いて、NBA史上で最も長いポストシーズン欠席記録を樹立した。
キングスが最後にプレイオフに進出したのは、マイク・ビビーがチームを率いていた2005-06シーズン。当時は「スマートフォン」や「SNS」が普及する前の時代。第1次安倍内閣が発足したのと同じ年だ。
▼2006年のイベント
- FIBA日本大会準決勝でアメリカがギリシャに敗北。2008年北京五輪での「Redeem Team(リディーム・チーム)」誕生のきっかけとなる
- 第1回ワールド・ベースボール・クラシック開催。日本が優勝
- トリノ冬季オリンピック。「イナバウアー」が大流行
- GoogleがYouTubeを買収
- 冥王星、太陽系惑星からハブられる
- サダム・フセイン元イラク大統領が死刑に
2006年以降には、iPhone誕生(2007年)やリーマンショック(2008年)、アラブの春(2012年)、イギリスのEU離脱(2016年~2020年)、そしてコロナウイルスの世界的パンデミック(2020年~)をはじめ、世界を激変させた大きな出来事がいくつもあったが、サクラメント・キングスはずっとレギュラーシーズン敗退を維持。その間にキングスが輩出したオールスターは、デマーカス・カズンズただ1人しかいない。
今季のキングスは、2月のトレードデッドラインで若手ホープのタイリース・ハリバートンを放出。その見返りにオールスターのドマンタス・サボニスを獲得して、全力でプレイ・イン・トーナメントを狙いに行ったが、残念ながら念願のプレイオフ進出には届かなかった。
なお来季のウェストでは、クリッパーズのカワイ・レナード、ナゲッツのジャマール・マレーらが完全復帰する見込み。プレイオフ争いは今季以上に激化するかもしれない。キングスがポストシーズンに返り咲けるのは、いつになるだろう?
ボックススコア:「NBA」