レイカーズがヒートにホーム初黒星を与える
NBAでは現地13日、ウェスト首位のロサンゼルス・レイカーズとイースト3位のマイアミ・ヒートがアメリカン・エアラインズ・アリーナで激突。レイカーズが113-110で接戦を制し、ヒートに今季初のホーム黒星をつけた。
これでレイカーズは、アウェイでの連勝記録を球団史上2番目に長い13に更新。今季ロードでの敗北はクリッパーズとの開幕戦のみで、ステイプルズ・センターの外ではまだ1度も負けていない。
この日のレイカーズは、アンソニー・デイビスが33得点/10リバウンド、レブロン・ジェイムスが28得点/12アシスト/9リバウンドとそれぞれダブルダブルをマーク。前半だけで7ターンオーバーを出すなど立ち上がりの悪かったレブロンは、ハーフタイムのロッカールームでデイビスとデマーカス・カズンズから「消極的過ぎる」と檄を飛ばされたらしい。後半は見違えるようなパフォーマンスを見せ、レイカーズを勝利に導いた。
なおレブロンがヒート退団後に古巣アメリカン・エアラインズ・アリーナで勝利を手にするのは今回で2度目だ(通算6勝13敗)。
一方で敗れたヒート(18勝7敗)は、ジミー・バトラーがチームハイの23得点、デリック・ジョーンズJr.がベンチから17得点で奮闘。最後まで僅差で食い下がり、第4Q残り9秒にはケンドリック・ナンのスリーで1点差にまで迫ったが、その直後のレイカーズのフリースローミスでリバウンドを確保することができず、逆転にはあと一歩及ばなかった。
来週末は東西首位の対決
この日の試合結果により、レイカーズとミルウォーキー・バックスがリーグ首位の23勝3敗で並んだ。
シーズンのこれだけ早い段階で2チームの貯金が20となるのは、1972-73シーズンのレイカーズとセルティックス以来。レイカーズとバックスがそれぞれのカンファレンスでぶっちぎりに首位になるなんて、3シーズン前には誰に予想できただろう?
2016-17シーズンのレイカーズはコービー・ブライアントが引退したばかりで、バックスはヤニス・アデトクンボがポイント・フォワードとして大ブレイクする少し前だ。2017年2月に両チームが対戦した際は、どちらも大きく負け越している状態。その時の試合のPPV視聴価格が6ドル99セントと知ったコメンテーターのチャールズ・バークレーが「レイカーズ対バックスに6ドル払うなんてぼったくりだ」と痛烈に批判するほど、注目度の低いマッチだった。
そんなレイカーズとバックスが、今ではファイナルマッチアップの最有力候補。今季アドバンスドスタッツでは、バックスがオフェンス3位とディフェンス1位、レイカーズがオフェンス4位とディフェンス4位の数字を記録している。
この2チームは、現地12月20日にミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムで直接対決する。3年前とは違いNBAファンならマストウォッチなカードだ。
ボックススコア:「NBA」