ラマーカス・オルドリッジが右肩手術で残りシーズン全休へ
これでプレイオフ連続出場記録の更新は絶望的か?
サンアントニオ・スパーズは現地6月8日、センターのラマーカス・オルドリッジが4月24日に右肩の関節鏡視下手術を受けていたことを発表。オルドリッジは7月31日から再開が予定されている2019-20シーズンの残り試合を全休することになるという。
「チームメイトたちと共に最後までシーズンをプレイできないのは残念。だが万全の準備をして来季以降に臨めることにワクワクしている」
– ラマーカス・オルドリッジ
オルドリッジは、2月21日にソルトレークシティーで行われたユタ・ジャズ戦で右肩を負傷。6試合を欠場して3月10日のダラス・マーベリックス戦で復帰したが、その直後にNBAがコロナウイルスの影響でシーズン中断となった。
今季のオルドリッジは、53試合の出場でチーム2位の18.9得点を平均。昨季まではポストムーブとミドルレンジ/ロングツーのスペシャリスト的な選手だったが、今季はスリーアテンプト数でキャリア最多となる平均3.0本を記録するなど、本格的なストレッチ5へと進化を遂げようとしていた。
▼シーズンハイ40得点
スパーズの発表によれば、オルドリッジは来季トレーニングキャンプまでに完全復帰できる見込みだという。
スパーズの分岐点
3月にシーズン中断となった時点でのスパーズは、27勝36敗のウェスト12位。シーズン再開に参加する22チームの一つになったものの、残り8試合でウェスト8位のメンフィス・グリズリーズとは4ゲーム差あり、ここから巻き返すのは至難の道だろう。そんな状況で、大黒柱であるオルドリッジの離脱は大打撃だ。
現在スパーズは、1950年代~70年代のフィラデルフィア・76ersと並んで、米メジャースポーツ史上最長となる22シーズン連続でのポストシーズン出場を果たしている。この大記録が今季で途絶えてしまう可能性は非常に高い。
▼NBAのプレイオフ連続出場記録
記録 | 期間 | 優勝回数 | |
---|---|---|---|
スパーズ | 22シーズン | 1998年~2019年 | 5回 |
76ers | 22シーズン | 1950年~71年 | 2回 |
ブレイザーズ | 21シーズン | 1983年~2003年 | 0回 |
ジャズ | 20シーズン | 1984年~2003年 | 0回 |
セルティックス | 19シーズン | 1951年~69年 | 11回 |
参考記事:「NBA」