NBAオールスターゲーム2021のリザーブ14選手が決定
NBAは現地23日、ヘッドコーチ投票によって選出されるオールスターゲーム2021のリザーブ14選手を発表した。
イースト
プレイヤー | 出場回数 | |
---|---|---|
G | ジェイムス・ハーデン | 9回目 |
G | ベン・シモンズ | 3回目 |
G | ジェイレン・ブラウン | 初 |
G | ザック・ラビーン | 初 |
F | ジェイソン・テイタム | 2回目 |
F | ニコラ・ブーチェビッチ | 2回目 |
F | ジュリアス・ランドル | 初 |
ウェスト
プレイヤー | 出場回数 | |
---|---|---|
G | クリス・ポール | 11回目 |
G | デイミアン・リラード | 6回目 |
G | ドノバン・ミッチェル | 2回目 |
F | アンソニー・デイビス | 8回目 |
F | ポール・ジョージ | 7回目 |
F | ルディ・ゴベア | 2回目 |
F | ザイオン・ウィリアムソン | 初 |
ザイオンやラビーンらが初出場
今年のロスターには、スターターも含め、キャリア初のオールスターが4選手。イーストからザック・ラビーン、ジュリアス・ランドル、ジェイレン・ブラウンの3選手、ウェストからザイオン・ウィリアムソンが初選出された。
ニックスのジュリアス・ランドルとブルズのザック・ラビーンは、2014年ドラフト組の同期。今シーズンはランドルが23.3得点/10.9リバウンド/5.5アシスト、ラビーンが28.6得点/5.1アシストを平均と、それぞれ自己ベストなシーズンを送っており、両チームとも負け越してはいるものの、久々のプレイオフ進出を狙える位置にいる(23日時点でニックス7位、ブルズ8位)。
これでジョエル・エンビードとニコラ・ヨキッチに続き、2014年ドラフト組から3人目4人目のオールスターが誕生した。
▼ランドルには試合中に母親からサプライズ
また2019年ドラフト1位のザイオン・ウィリアムソンは、プロ2年目にして早くもオールスターに選出。若干20歳にしてペイントエリアではすでに無敵状態で、今季は27試合でFG成功率61.6%から25.1得点を平均している。
1試合の平均ショットアテンプト数10本以上で成功率6割以上を維持しているのは、今季リーグでウィリアムソンただ1人だ。
ちなみに、ウィリアムソンは2000年代生まれのNBAオールスター第1号となる。
6チームから2人以上の選出
今年のオールスターロスターには、ネッツ、レイカーズ、クリッパーズ、ジャズ、76ers、セルティックスの6チームから複数の選手が選ばれた。最多はネッツの3人だ(ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェイムス・ハーデン)。
ブッカーとヤングは選出ならず
惜しくも選出漏れしたのは、サンズのデビン・ブッカーやホークスのトレイ・ヤング、ペイサーズのドマンタス・サボニス、スパーズのデマー・デローザンら。サンズ、スパーズ、ペイサーズの3チームは、それぞれのカンファレンスでトップ5に入る好成績を収めている。
特にサンズは昨季から大躍進を遂げており、現時点でリーグ全体4位の20勝10敗だ。ブッカー自身も、昨季よりもスタッツがやや下がっているものの、ちゃんとオールスター級の数字を記録。それでも今年も駄目だった(去年は負傷したリラードの代替選手として初出場)。
ハーデンがいなくなったとはいえ、ウェストのガード層はまだまだ厚すぎる。
またオールスター2020のスターターだったトレイ・ヤングは、リーグトップクラスのスタッツ(26.9得点、9.5アシスト)を平均しながらも、チーム成績が振るわないためか、今年は選出ならず。
25得点/9アシスト以上の成績でオールスターに選ばれなかったケースは、ここ30年間でヤングが初だという。
CP3、4チームでASに
一方で、絶好調のサンズからは、ブッカーではなく、クリス・ポールがオールスター2021のロスター枠をゲット。OKCにいた昨季と同様、ポールがチームに与える影響力は絶大で、ヘッドコーチたちからの評価が相変わらず高い。
これでポールは、キャリアを通してニューオリンズ・ホーネッツ、ロサンゼルス・クリッパーズ、オクラホマシティ・サンダー、サンズの4チームからオールスターに選出。通算11回目の出場となる。
ADの代わりは?
なお、通算8回目の選出を果たしたアンソニー・デイビスは現在負傷離脱中で、今のところオールスターゲームの欠場も濃厚とのこと。よってウェストのリザーブ枠に空きが一つできる見込みだ。
代替選手の最有力候補は、やはりブッカーだろう。あるいは、リーグ単独1位のユタ・ジャズから、マイク・コンリーの選出もワンチャンあるかもしれない。
参考記事:「NBA」