2019年3月/4月のNBA月間賞: ヤニスが今季4回目の受賞
NBAでは現地4月11日、2018-19シーズン3月/4月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス、並びに月間最優秀ルーキー賞の受賞者が発表された。
・イースト:ヤニス・アデトクンボ
イースタンカンファレンスでは、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが2月に続いて2カ月連続でのプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス受賞を果たした。
3月と4月のアデトクンボは、16試合の出場で30.0得点、12.2リバウンド、5.8アシスト、1.8ブロックを平均し、バックスを12勝4敗に牽引。3月17日の76ers戦でキャリアハイの52得点を叩き出し、さらに4月4日に行われたシクサーズとの再戦では45得点、13リバウンド、6アシスト、0ターンオーバーを記録するなどシーズン前半以上の大活躍を続け、45年ぶりとなるバックスのリーグ全体1位を確定させた。
NBAによると、1試合でターンオーバーを出さずに45得点/10リバウンド/5アシスト以上をマークしたのは、1989年のマイケル・ジョーダン以来初だという。なお今季のアデトクンボは、シーズン5回中4回のイースト月間最優秀選手賞を受賞した。
・ウェスト:ジェイムス・ハーデン
ウェスタンカンファレンスからは、ヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデンが選出。ハーデンにとって今季3回目、キャリア通算8回目の受賞だ。
3月/4月のハーデンは20試合でリーグ首位の34.8得点、7.1アシスト、6.1リバウンドを平均。ロケッツはその間に+12.8点で相手チームをアウトスコアし、シーズン最後の2カ月でリーグ1位の勝率(16勝4敗)をあげた。
今季ハーデンの平均得点は、1988-89シーズンのマイケル・ジョーダン以降で最多となる36.1得点。1シーズンで平均36得点超えを達成したのは史上4人目だ(ウィルト、ベイラー、ジョーダン)。
ルーキー・オブ・ザ・マンス
月間最優秀新人賞には、1月から3カ月連続でアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングとダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが選出された。
4回目の受賞となったヤングは3月~4月の19試合で23.4得点、9.2アシスト、4.9リバウンドを平均。トリプルOTに及んだ3月1日のブルズ戦では、ルーキーとして2009年のブランドン・ジェニングス以降で最多の49得点をマーク。さらに3月9日のネッツ戦では23得点、11アシスト、10リバウンドを記録し、ホークス新人でトリプルダブルを達成した球団史上2人目の選手となった。
今季ウェストのルーキー・オブ・ザ・マンスを総なめにしたドンチッチは、3月~4月の15試合で22.1得点、9.9リバウンド、7.0アシストを平均。その間に4試合でトリプルダブルを達成し、新人選手のシーズンTD数でマジック・ジョンソンを抜いて歴代3位(8回)となった。
参考記事:「NBA」