クリッパーズ対ネッツ戦が歴代ワーストのフリースロー成功率を記録
フリースローはNBAで最も確実に得点する方法の一つだ。2014-15シーズンのリーグ平均フリースロー成功率は75.3%。1試合でスリーポイント%がフリースロー%を上回ることは滅多にない。そんな稀なケースが、現地2日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ対ブルックリン・ネッツの試合で実現した。
この試合でのフリースロー成功率は、クリッパーズが25本中8本の32%で、ネッツが18本中8本の44.4%。両チームの合計が43本中16本の37.2%で、これはNBA史上フリースロー成功率が最も低いゲームとなる。
FG% | 3P% | FT% | |
クリッパーズ | 47.2% (42/89) |
34.8% (8/23) |
32% (8/25) |
ネッツ | 49.4% (41/83) |
44.4% (12/27) |
44.4% (8/18) |
合計 | 48.3% | 40% | 37.2% |
この記録達成に大貢献したのは、クリッパーズのデアンドレ・ジョーダンとネッツのメイソン・プラムリーだ。ジョーダンが12本中2本(16.7%)、プラムリーは10本中3本(30%)に終わっている。
フリースローこそグダグダだったものの、試合自体はリードチェンジを何度も繰り返す接戦となり、正念場ではホームチームが最高にエキサイティングなカムバックを披露した。
第4Q残り1分30秒の時点で9点ビハインドだったネッツだが、そこから4点プレーを含む4連続スリーポイントで13-2のランを展開し、残り時間15秒で逆転に成功。その後、クリス・ポールのレイアップにより試合は同点に戻るも、残り1秒でジャレット・ジャックが決勝点となるジャンプショットを沈め、ネッツが102対100で劇的な逆転勝利を飾った。
勝利したネッツは、ブルック・ロペスが20本中12本のフィールドゴールを成功させ、ゲームハイの24得点をマーク。約1ヵ月ぶりに戦線復帰したデロン・ウィリアムスは、29分の出場で15得点、3アシストと手堅いパフォーマンスをみせた。
敗れたクリッパーズは、デアンドレ・ジョーダンが22得点、20リバウンドでキャリア初の20/20ダブルダブルを達成している。
▼デアンドレ・ジョーダン、ネッツ戦ハイライト
※メモ
同じ2005年ドラフト組で、かつてはリーグベストPGの座を争っていたクリス・ポールとデロン・ウィリアムス。個人的なキャリア功績の面ではポールが大きく差をつける形となっているが、2人の直接対決では16勝5敗でウィリアムスが大きく勝ち越している。
▼デロン・ウィリアムス、クロスオーバー
Image by Keith Allison/Flickr
ソース:「ESPN」