カイリー・アービングがネッツへの移籍に関心?
2019FA解禁を約3週間後に控えた現地6月7日、ブルックリン・ネッツが大きく動いた。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、ネッツとアトランタ・ホークスがトレードで合意に達した模様。ネッツはアレン・クラブ、2019年ドラフト全体17位指名権と2020年ドラフト1巡目指名権(ロッタリー保護付き)を放出し、ホークスからトーリアン・プリンスと2021年ドラフト2巡目指名権を獲得する。
ネッツにとって今回のトレードはサラリーダンプが主な目的。クラブの来季サラリー(1850万ドル)と2019ドラフト17位指名権(290万ドル)を手放し、プリンスの来季サラリー(350万ドル)を引き受けたことで、今夏キャップスペースから約1800万ドルをクリアすることができた。
これでネッツは今夏FAで約4600万ドルのスペースを獲得。ここからさらに制限付きFAとなるディアンジェロ・ラッセルのキャップホールド(2100万ドル)を放棄すれば、マックス契約用のスペースを二枠確保できる。
アービングが狙い?
1800万ドルのサラリー軽減のために1巡目指名権を2つも譲渡するのはかなりの出費。この時期にこれだけ大胆な動きを見せたのは、ネッツが今夏FAで大勝負に出るための準備を進めているというサインだ。
Adrian Wojnarowski記者によると、大物揃いの今夏FAでネッツはカイリー・アービング獲得を狙っているとのこと。アービングもネッツとの契約に強い関心を示しており、相思相愛な状態だという。“リーグの情報筋から得た”という情報なので、まだ噂の域を出ていないが、NBAジャーナリストの最前線にいるWojnarowski記者が報じているので信憑性は極めて高い。
今夏ネッツにとってのドリームシナリオは、アービングとケビン・デュラントのタッグ結成だ(ニックスの理想郷でもある)。もしこれが実現すれば、ネッツは来季イーストの最有力馬へと生まれ変わる。
一方のホークスは、これで2019ドラフト1巡目指名権の8位、10位、17位を保持。ドラフト当日までにもう一度何かしらの動きがあるかもしれない。
参考記事:「ESPN」