KDとカイリー欠場のネッツが24点差から大逆転、サンズの連勝をストップ
ブルックリン・ネッツが現地16日、ウェスト4位のフェニックス・サンズとのロードゲームに128-124で勝利。絶好調だったサンズの連勝を6で終わらせると同時に、自軍の連勝を4に伸ばし、今季18勝12敗でイースト2位に浮上した。
ケビン・デュラントとカイリー・アービングの欠場に加え、バック・トゥ・バック2日目という厳しい状況で試合に臨んだこの日のネッツ。前半はサンズに主導権を握られ、第2Q終盤の時点で最大24点ビハインドに陥ったが、そこから大逆転劇を演じる。カムバックを牽引したのは、もちろんジェイムス・ハーデンだ。
この日のハーデンは、ネッツ移籍後で最多となる38得点、11アシストをマーク。特にクラッチタイムでの支配力が圧巻で、ネッツ8点ビハインドで迎えた第4Qラスト5分間だけで9得点と3アシストをあげている。
残り時間30秒には、十八番のステップバックから逆転スリーを決め、ネッツにこの試合初めてのリードをもたらした。
ネッツはハーデンの他、ジョー・ハリスが4本のスリー成功から22得点、タイラー・ジョンソンが5本のスリー成功から17得点をマーク。
さらにジェフ・グリーンの18得点、ランドリー・シャメットの13得点を含め、ベンチが合計40得点を記録と、サポーティングキャストたちがステップアップして、スター2人不在の穴を埋めた。
一方で敗れたサンズ(17勝10敗)は、クリス・ポールが29得点、7アシストで大奮闘。試合の大部分でリードを維持していたものの、第4Q残り2分48秒以降を無得点に抑えられ、ネッツに大逆転を許す形となってしまった。
「モーゼかよ?」と話題に
なお、腰の負傷で同日のサンズ戦を欠場したカイリー・アービングは、杖をつきながらアリーナ入り。杖の形状が、どこかの山中で拾ってきた棒切れみたいだったため、「モーゼ(『十戒』で知られる旧約聖書の預言者)みたい」とSNS上で話題になった。
Twitterで得た情報によると、アービングが持ち歩いていた杖は、「祈りの杖」や「魂の杖」などと呼ばれるネイティブ・アメリカンがルーツのスピリチュアルアイテムとのこと。アメリカ南西部の先住民たちが儀式の際に用いていた杖らしい。
ボックススコア:「NBA」