ナゲッツがウォリアーズとの第4戦勝利でスウィープ回避、ヨキッチは37得点
デンバー・ナゲッツが現地24日、本拠地ボール・アリーナで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとのファーストラウンド第4戦に126-121で勝利。シリーズ崖っぷちの0勝3敗から今季ポストシーズン初白星を手にした。
この日のナゲッツは、昨季MVPのニコラ・ヨキッチがゲームハイ得点でチームを牽引。38分の出場で21本中14本のフィールドゴールを成功させ、37得点、8リバウンド、6アシストをマークした。
ヨキッチの他には、モンテ・モリスが24得点、アーロン・ゴードンが21得点を記録。さらに新人のボーンズ・ハイランドが15得点/7アシスト、デマーカス・カズンズが10得点と、リザーブ陣も奮闘して勝利に貢献している。
ナゲッツは1点ビハインドだった1分20秒から7-0のランを展開して、スウィープを回避した。
コーチ・ヨキッチ
ヨキッチは僅差で迎えた第4Q終盤にも、勝利を呼び寄せるクラッチプレイを何度も披露。2点ビハインドで迎えた残り時間1分にトリプルチームの上からレイアップをねじ込むと、残り8秒にはスクリーン&ショートロールから、コーナーのウィル・バートンへ決勝スリーにつながるキックアウト・パスを放つ。
さらに勝敗を決するポゼッションとなった第4Q残り33.5秒には、ベンチからウォリアーズのタイムアウト明けのセットプレイを予見。ヨキッチが「アリウープが来るから気をつけろ」とサイドラインからチームメイトに指示を出し、実際にその通りになっていたのが印象的だった。
一方で敗れたウォリアーズは、引き続きベンチ出場したステフィン・カリーが33得点、クレイ・トンプソンが32得点、ドレイモンド・グリーンが13得点/11リバウンド/6アシストと、ビッグスリーが奮闘。シリーズ最初の3試合で好調だったジョーダン・プールは、FG10本中3本成功の11得点と精彩を欠いた。
ナゲッツとウォリアーズの第5戦は、2日後の現地4月27日にサンフランシスコで行われる。
なお同日のNBAプレイオフでは、ミルウォーキー・バックスがシカゴ・ブルズに119-95、マイアミ・ヒートがアトランタ・ホークスに110-86で圧勝し、それぞれシリーズ3勝1敗で王手。
ウェスタンカンファレンスでは、8位シードのニューオリンズ・ペリカンズが1位のフェニックス・サンズを118-103で下し、シリーズを2勝2敗のイーブンに持ち込んだ。
ボックススコア:「NBA」