観客のスマホを放り投げたヌルキッチに4万ドルの罰金処分、家族を侮辱されたことに激怒か
NBAは現地3月22日、観客に対して不適切な行為をしたとして、ポートランド・トレイルブレイザーズのユスフ・ヌルキッチに4万ドルの罰金処分を科したことを発表した。
ペナルティの対象となったのは、20日にゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたブレイザーズ対インディアナ・ペイサーズ戦での出来事。試合を欠場していたヌルキッチは、ゲーム終了後にコートサイドにいたファンに詰め寄って携帯電話を奪い取ると、それを観客席に放り投げるという暴挙に出てしまう。
他人の所有物を許可なく奪い取って投げ捨てるなど、いかなる状況であっても決して許されない行為。NBA選手としては、ファンの行いにどれだけ腹を立てていたとしても、最初にセキュリティを呼んで対処してもらうのが正解だろう。ただ今回の件に関しては、観客のヌルキッチに向けたヤジが度を超えて卑劣だったという噂もある。
Yahoo Sportsのクリス・ヘインズ記者が関係者から得たという情報によると、コートサイドでヌルキッチと揉めたは、「お前の母親はクズ」「お前の祖母はビッチ」といった汚い暴言を吐いていたとのこと。これが事実なら、生涯出禁をくらっても良いレベルの常識外れな行為だ。なおヌルキッチの祖母は、2020年にコロナウイルス感染により亡くなっている。
▼チームメイトのジョシュ・ハートも怒り
「ペイサーズがヌルキッチの家族を侮辱した野郎を出禁にしてくれることを願う。試合中のトラッシュトークは構わない。だが度を越えた行為をしたファンは責任を問われるべきだ」
参考記事:「NBA」