サンダーが2019ポストシーズン初勝利
ようやくOKCのロングレンジショットが復調だ。
オクラホマシティ・サンダーは現地19日、本拠地チェサピーク・エナジー・アリーナで行われたポートランド・トレイルブレイザーズとのシリーズ第3戦に120-108で勝利。今季ポストシーズンの初白星をあげ、シリーズを1勝2敗とした。
シリーズ最初の2試合はスリー成功が合計61本10本とシューティングが壊滅的だったサンダーだが、第3戦では29本中15本に成功。
ラッセル・ウェストブルックがゲームハイ33得点、11アシストをあげた他、ポール・ジョージは試合を通してリズムを掴めなかったものの(FG16本中3本)フリースローで点を稼いで22得点、さらにジェレミー・グラントが5本中4本のスリーを沈めて18得点をマークしている。
▼ウェストブルックvsリラード
またこの日のサンダーは、前半のチームディフェンスが素晴らしかった。
第1戦と第2戦ではデイミアン・リラードとC.J.・マッカラムのバックコートコンビに好き放題やられたサンダーDだが、第3戦ではブレイザーズのピック&ロールに対してビッグマンが迅速に外まで飛び出してトラップを仕掛け、ボールプレッシャーを強化。前半だけでブレイザーズに14ターンオーバーを出させた。
ただ昨季プレイオフでの惨敗を経てトラップディフェンスへの対応力をあげているリラードは、後半に入ってから一気にギアを上げ、第3Qだけでピリオド25得点を獲得。最大で16点ビハインドに陥っていたチームを引っ張り、第4Q序盤で一時同点にまで持ち込んだが、そこから今度はウェストブルックとデニス・シュローダーのサンダーバックコートが試合をテイクオーバーし、ブレイザーズの逆転劇を阻止した。
敗れたブレイザーズは、リラードが32得点、マッカラムが21得点/7アシストを記録。シリーズ第4戦は現地21日に再びチェサピーク・エナジー・アリーナで行われる。
ボックススコア:「NBA」