ポール・ジョージが14週間ぶりの復帰戦で34得点、LACを大逆転勝利に牽引
NBAでは現地3月29日、ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージが本拠地クリプト・ドットコム・アリーナで行われたユタ・ジャズとの試合で約3か月ぶりに戦線復帰。
けがの影響やブランクを一切感じさせないパフォーマンスを披露し、クリッパーズを121-115での勝利に導いた。
肘の負傷により、12月末からずっとチームを離れていたジョージ。この日の復帰戦では、第1Qに3本すべてのショットに失敗と立ち上がりこそ悪かったものの、第2Q最初のポゼッションで復帰後初得点となるスリーを沈めると、そこから一気にリズムをつかむ。
ジョージは31分の出場でゲーム最多の34得点、6アシスト、4スティールとオールラウンドに大活躍。特に後半には26得点をあげて試合をテイクオーバーし、クリッパーズに25点ビハインドからの奇跡的な大逆転勝利をもたらした。
連敗を5で脱出したクリッパーズはジョージの他、レジー・ジャクソンが21得点、ルーク・ケナードがベンチから17得点とガード陣が奮闘。ティロン・ルーHCはジョージの復帰について、「チームの士気を大きく高めた。疲労困憊だったチームにとって必要なものだったよ」とコメントしている。
これで今季クリッパーズは、シーズン残り6試合でウェスト8位の37勝39敗。現時点ですでに6位と8ゲーム差あるため、ポストシーズンに残るにはプレイ・イン・トーナメントが不可避。万が一カワイ・レナードとノーマン・パウエルが復帰できるなら、上位シード(サンズもしくはグリズリーズ)にとって最悪の第1ラウンドマッチアップになりそうだ。
一方で低迷中のジャズはこれで5連敗。デンバー・ナゲッツと並ぶウェスト5/6位タイに転落し、同日に白星をあげた4位のマブスに2ゲーム差を付けられることとなった。
ボックススコア:「NBA」