ジェイムス・ハーデンが今季自己ベストの58得点もネッツに敗北
NBAでは現地16日、トヨタセンターでヒューストン・ロケッツとブルックリン・ネッツが対決。オーバータイムに及ぶ大接戦の末、ネッツが145-142で大金星をあげた。
この日の試合では、ジェイムス・ハーデンが45分の出場で58得点をマーク。14日のグリズリーズ戦に続いて2試合連続で55得点以上を記録と、1962年のウィルト・チェンバレン以来初となる快挙を達成したが、ネッツの奇跡的な逆転劇により、勝利を逃すこととなった。
ハーデンの記録的なパフォーマンスを抑え、勝利の立役者となったのは、今季のシックスマン賞とMIPの候補にあがっているスペンサー・ディンウィディーだ。
最初の3ピリオドを終えた時点で8得点と、それほどインパクトを残せていなかったディンウィディーだが、第4Qに入ってから突然火が付き、ネッツの6点ビハインドで迎えた残り28秒からは試合を延長戦に持ち込む3連続スリーに成功。さらにオーバータイムでは果敢にリムを攻めて7得点を獲得し、最終的にベンチ出場からチームハイの33得点、10アシストを記録している。
▼第4Q+OTだけで25得点
ネッツはディンウィディーの他に、2年目センターのジャレット・アレンが20得点、24リバウンドのダブルダブルで勝利に大貢献。デマーレイ・キャロルがベンチから22得点、トレイビオン・グラハムが自己ベストの21得点をマークした。
これでネッツはセルティックスとロケッツの強豪チームを続けて破り、23勝23敗でついにシーズン勝率5割に到達。エース的存在だったカリス・ラバートを11月に失ったことで、絶望的なシーズンになるかと思われたが、ここ20試合で15勝5敗の好成績を収め、現地17日の時点でイースト6位にまで浮上している。
ボックススコア:「NBA」