MVPデュオの活躍でロケッツがセルティックスの連勝ストップ
ヒューストン・ロケッツのスーパースターデュオが、合計78得点のモンスターパフォーマンスで絶好調のボストン・セルティックスを止めた。
ロケッツは現地11日、7連勝中だったセルティックスと本拠地トヨタセンターで対戦。ジェイムス・ハーデンが42得点、ラッセル・ウェストブルックが36得点をマークしてチームを116-105での勝利に導き、セルティックスに2月に入ってから初の黒星を与えた。
この日の試合は、第4Q残り6分を切ったところで96-94の1ゴール差。このまま終盤の接戦にもつれ込むかと思われたが、そこからロケッツは17-4のランで一気に畳みかけ、残り時間2分にはセルティックスのブラッド・スティーブンスHCに白旗を上げさせた。
ロケッツはスリーがあまり好調でなかったが、コンスタントにシューティングファウルを稼いでフリースローから大量に得点(合計42本中37本)。ハーデンとウェストブルックが31本中27本のFTを決め、2人だけでセルティックスのチーム合計本数(25本中20本)を上回っている。
敗れたセルティックスは、ゴードン・ヘイワードが20得点、ジェイレン・ブラウンが19得点をマーク。オールスターのジェイソン・テイタムはスリー7本中0本の15得点とシューティングで精彩を欠いたが、5スティールを獲得するなどディフェンスで奮闘した。
スマートが審判に苦言
セルティックスのマーカス・スマートは試合後、42本対25本というロケッツとのフリースローの差について苦言。「セルティックスにも同じように“スター・コール”が与えられるべき」と主張した。
「セルティックスにはジェイソン・テイタムとケンバ・ウォーカーがいる。2人ともオールスターだ。オールスターのポテンシャルを持つジェイレン・ブラウン、それから元オールスターのゴードン・ヘイワードもいる。セルティックスにもスターはいるんだ。それならば、ロケッツのスターに与えられているのと同じコールが僕らにも与えられるべきだろう」
ハーデンはスランプ脱出か
今季12月までの33試合で38得点以上を平均と、記録的なシーズンを送っていたハーデン。だが1月の12試合ではFG成功率35.5%、スリー成功率27.0%と大失速し、ファンの間で怪我の可能性が懸念されるほどのスランプに陥っていた。
そんなハーデンが、2月に入ってからしっかりと調子を取り戻しており、今月の6試合中3試合で40得点以上を記録。シューティングスタッツも11月~12月ほどではないにせよ、FG45.5%、スリー36.6%とキャリア平均以上まで回復している。
ボックススコア:「NBA」