新人王のドンチッチが34得点でシーズンスタート、八村はダブルダブルでNBAデビュー
NBAでは現地23日、アメリカン・エアラインズ・センターでダラス・マーベリックとワシントン・ウィザーズが2019-20シーズン開幕戦を対決。昨季ルーキー・オブ・ザ・イヤーのルカ・ドンチッチが34得点で大活躍し、マブスを108-100の快勝に導いた。
この日のマブスは、ドンチッチやセス・カリーの奮闘で第2Qに20-4のランを展開して主導権を握ると、第3Q終了時にはリードを23点に拡大。最終ピリオドの中盤あたりからウィザーズの猛反撃を受け、残り1分20秒で7点差にまで迫られたが、最後にクリスタプス・ポルジンギスが豪快なアリウープダンクを叩き込んで決着をつけた。
▼ドンチッチは34得点/9リバウンド
シーズン開幕戦でのドンチッチは、33分の出場で4本のスリーを含む19本中12本のフィールドゴールに成功。スクリーンを使ってミスマッチを引きずり出しながら、ペネトレーションからのユーロステップや切れ味抜群のステップバックスリーでディフェンダーを圧倒し、効率良く点を稼いだ。
ポルジンギスのアリウープを見て満面の笑みを浮かべながら喜ぶ姿がとても印象的。
https://twitter.com/NBATV/status/1187204337325330432
マブスはドンチッチの他、新チームデビュー戦だったポルジンギスが23得点で勝利に貢献。序盤はショットのリズムを掴めず、またリバウンドでも苦戦していたが、1年9カ月ぶりの公式戦復帰だったことを考えれば上出来のパフォーマンスだっただろう。
八村塁のNBAデビュー
この日の試合では、2019ドラフト全体9位指名の八村塁がついにNBA公式戦デビューを飾った。
フォワードとして先発出場した八村は、25分のプレイタイムで15本中7本のフィールドゴールに成功。14得点、10リバウンドのダブルダブルをマークと、新人のデビュー戦として上々な数字を記録した。
スリーは3本とも外してしまったが、得意のミドルレンジ・プルアップを何本か決めつつ、プットバックなどゴール下でのハッスルプレイでも活躍(4オフェンスリバウンド!)。またディフェンスリバウンドから積極的にボールをプッシュしていたあたりも非常に良かったと思う。
敗れたウィザーズは八村の他に、トーマス・ブライアントが14得点/11リバウンドのダブルダブルを記録。エースのブラッドリー・ビールは19得点/9アシストを獲得するも、FG25本中7本(スリー11本中1本)とシューティングの調子が悪く、さらに第4Q終盤にはテクニカルファウルを連続でコールされて退場処分となった。
ボックススコア:「NBA」