レイカーズ新加入のラッセル・ウェストブルックが不調、プレシーズン2試合で15ターンオーバー
アクティブロスター15選手中12選手が新加入となる2021-22シーズンのロサンゼルス・レイカーズ。ベテラン揃いのチームとは言え、オンコートでのケミストリーを構築するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
レイカーズは現地10月10日に行われたフェニックス・サンズとのプレシーズンマッチに94-123で惨敗。これで今季プレシーズン0勝4敗となった。
特に、今オフの大型トレードでレイカーズに移籍したラッセル・ウェストブルックが上手くチームと噛み合っておらず、この日の試合では26分の出場でFG12本中3本成功の8得、9ターンオーバーをマーク。ウェストブルックは今季プレシーズン2試合の合計で10得点、FG成功率21.1%、9アシスト、15ターンオーバーという散々な内容となっている。
2試合で15ターンオーバーはさすがに多すぎるが、あくまでプレシーズンゲームであり、そこまで危惧する必要はないだろう。
ウェストブルックは試合後、「チームメイトたちは僕のスピードやペース、タイミング、動き方に慣れようとしているところ。この3~4年間の経験からすると、新しいチームメイトができたときは、彼らと同じくらい僕にも学ぶべきことがあるんだ」とコメント。実際に今季プレシーズンでウェストブルックが記録したターンオーバーは、チームメイトとのミスコミュニケーションが原因となったものが多かった印象だ。
開幕4連敗中の今プレシーズンのレイカーズは、まだ1度もビッグスリーが揃っていない。ようやく現地12日のウォリアーズ戦で、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルックの3選手が初めて同時にコートに立つ予定だという。
なおレイカーズがプレシーズンでここまで負けまくっているのは、最終成績0勝8敗に終わった2012-13シーズン以来。2012年のレイカーズも、オフシーズンにスティーブ・ナッシュやドワイト・ハワード、アントワン・ジェイミソンらビッグネームをチームに加えたことで、今年と同じようにロスターが大きく入れ替わった年だった。
ちなみに、昨季のチームから今季ロスターに残ったのはレブロン、AD、テイレン・ホートン・タッカーの3選手のみ。レギュラーシーズンが進むにつれて、特にレブロンとウェストブルックがどう噛み合っていくのか楽しみだ。
ボックススコア:「NBA」