OKCエースのシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、左ひざ靭帯の怪我でキャンプ欠席へ
今オフのオクラホマシティ・サンダーから再び悪い知らせだ。
サンダーは現地9月21日、ガードのシェイ・ギルジアス・アレクサンダーが左ひざの内側側副靱帯にグレード2の損傷を負ったことを発表。怪我の原因は明かされていないが、今月末から始まるチームのトレーニングキャンプを欠席する見込みで、2週間後に再検査を予定しているという。
過去の例を見るに、NBAではグレード2のひざ内側側副靭帯損傷からの復帰時期が通常4~6週間ほど。昨季のケースだと、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが同じ重度の怪我を負い、コートに戻ってくるまでに約6週間半(1月15日に負傷、3月3日に復帰)を必要とした。
OKCは来季も辛抱の年?
デビュー4年目だった昨季のギルジアス・アレクサンダーは、56試合の出場で自己最多の24.5得点、5.0リバウンド、5.9アシストを平均。特にオールスターブレイク後は平均30得点/7アシストを記録と絶好調だったが、右足首の負傷でシーズン最後の10試合を欠場することとなった。
▼12月のロケッツ戦ではシーズンハイ39得点
ギルジアス・アレクサンダーがトレーニングキャンプ/プレシーズン中に復帰するのはほぼ絶望的。現地10月18日から始まる2022-23シーズンの開幕にも間に合わない可能性が高い。
なお今オフのサンダーではSGAの他にも、2022年ドラフト全体2位指名の大型新人チェット・ホルムグレンが、8月末に右足を脱臼骨折(リスフラン関節損傷)。すでに2022-23シーズンの全休が発表されている。
数年にわたるタンキングと大胆なトレード戦略により、再建期を脱する準備を着々と進めてきたOKCサンダー。今夏にはルー・ドートとケンリッチ・ウィリアムズの2選手と再契約を結び、さらにドラフト1巡目で2位指名のホルムグレンを含む4選手(11位のウスマン・ジェン、12位のジェイレン・ウィリアムズ、30位のペイトン・ワトソン)を獲得している。
もしギルジアス・アレクサンダーとホルムグレンが怪我を負っていなかったなら、来季開幕戦でのサンダーのデプスチャートは以下のようになっていた:
- PG:シェイ・ギルジアス・アレクサンダー、トレイ・マン、テオ・マレドン
- SG:ルー・ドート、アーロン・ウィギンス、ジェイレン・ウィリアムズ
- SF:ジョシュ・ギディー、ケンリッチ・ウィリアムズ、ウスマン・ジェン
- PF:ダリアス・ベイズリー、アレクセイ・ポクシェフスキー、ジェレマイア・ロビンソン・アール
- C:チェット・ホルムグレン、マイク・マスカラ、ジェイリン・ウィリアムズ
サンダーがプレイオフ進出に向けて本格始動するのは、もう少し先になるかもしれない。
参考記事:「NBA」