【ECF第1戦】J.R.スミスが8本のスリーで大暴れ!!キャブスがホークスに快勝
J.R.スミスが、キャブスのベンチ得点すべてを1人で獲得するという、なんともスミスチックな活躍ぶりをみせた。
現地20日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ対アトランタ・ホークスのイースタンカンファレンスファイナル第1戦は、スミスが12本中8本のスリーを沈め、28得点を記録。キャブスがアウェイでホークスを破り、シリーズのホームコートアドバンテージを奪った。キャブスにとって、敵地でのプレーオフシリーズ第1戦の勝利は、球団史上初となる(1勝14敗)。
試合は、好調な出だしを切ったホームチームのホークスが、開始から9分で24対15の9点リードを奪うも、第2Qに入ってからキャブスがスミスの連続スリーやレブロン・ジェイムスのアイソレーションで応戦。同点に持ち込んで試合を折り返すと、第4Q序盤に再びスミスがスリーを連発し、一気にリードを18点に拡大した。
▼J.R.スミス!!
▼スミスの第1戦ショットチャート
試合はこのままホークスの惨敗に終わるかと思われたが、キャブスが第4Q残り5分から、レブロンのアイソで時間稼ぎという単調なオフェンスにこだわったため、スコアが大きく停滞。8ポゼッション連続でフィールドゴールをミスすると、その隙にホークスは10-0のランを仕掛け、残り時間1分で4点差に追いついた。
だが最後に試合を締めくくったのもレブロンだ。残り40秒にハーフコート付近でポール・ミルサップをかわしてから、がら空きのペイントエリアに鋭くドライブ。豪快なトマホークダンクを叩き込み、キャブスを再び2ゴール差リードに押し上げる。
▼スロー
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
CLE | 20 | 31 | 23 | 23 | 97 |
ATL | 26 | 25 | 16 | 22 | 89 |
キャブスは、レブロンがゲームハイの31得点、8リバウンド、6アシストを記録。まだ足の怪我が完治しないカイリー・アービングは、27分の出場時間で10得点、6アシストをマークしている。またティモフェイ・モズコフとトリスタン・トンプソンが合計で21リバウンドを獲得。その内の9本がオフェンスリバウンドとなっており、2人だけでホークスのトータルを上回った。
ホークスは、ジェフ・ティーグがチームハイの27得点、アル・ホーフォードが17得点、7リバウンドをそれぞれマーク。カイル・コーバーは4本中2本のスリーを成功させたものの、試合を通してなかなかシュートチャンスが見つけられず、FGアテンプト数がわずか5本に終わっている。
また、今季プレーオフでホークス最多の17得点を平均していたデマーレ・キャロルは、第4Q中盤でドライブを仕掛けた際に左ひざを負傷。自分の力ですぐに起き上ることができず、スタッフやチームメイトに支えられながらコートを後にした。キャロルは現地21日の朝に精密検査を予定しているが、大事に至らないことを祈りたい。
レブロンが30/5/5でジョーダン超え
レブロンは20日のホークス戦で、プレーオフ通算52回目となる「30得点/5アシスト/5リバウンド」以上のゲームを達成。キャリアプレーオフ通算の30/5/5回数でマイケル・ジョーダンを追い抜き、歴代トップに躍り出た。
ECF第1戦ではシャックのキスシーンも…
キスの前に、舌で唇を濡らすシャキール・オニール。ホークスの本拠地フィリップス・アリーナの「Kiss Cam」より。
J.R.スミスの謎
Synergy Sportsのデータによると、今季プレーオフのJ.R.スミスは、ノーマーク時のスポットアップ・ジャンプショットの成功率が29%。それに対し、ディフェンダーが1.06m以内にいる場合のスポットアップ・ジャンプショットの成功率は48%を記録しているという。タイトなディフェンスほど燃えてくるというタイプだろうか。
Image via YouTube/NBA
ボックススコア:「NBA/Stats」