スパーズがウィザーズに圧勝で球団新記録の開幕ホーム14連勝
サンアントニオ・スパーズが現地16日、本拠地AT&Tセンターで行われたワシントン・ウィザーズ戦に114-95で快勝。フランチャイズ新記録となる開幕ホーム14勝0敗を達成し、今季成績を22勝5敗に更新した。
ティム・ダンカンが欠場したこの日のスパーズは、代わりにデビッド・ウェストがスタメン入り。試合序盤はジョン・ウォールとマーチン・ゴータットのピック&ロールやアーリーオフェンスに苦戦し、ウィザーズに第1Q31得点を許してペースを握られたが、ボバン・マリヤノヴィッチをセンターに置いたセカンドユニットの大奮闘で流れを引き寄せることに成功する。
特にマヌ・ジノビリ、ボリス・ディアウ、パティ・ミルズが見事なオフェンスを展開:
ハンドオフと見せかけてのドライブ&レイアップで高いスキルを見せつけるディアウ。
続いてトランジションでヘジテーションからディフェンスをスプリットしてレイアップ。
ジノビリからミルズへフルコートパス!
普段よりずっと早い時間帯にチェックインしたボバン・マリヤノヴィッチも良かった。ペリメーターでピック&ロールを守る際には、フォールバックせずに前に飛び出してボールハンドラーの動きを止め、オンボールディフェンダーがポジションを回復すると、自らもマークマンに素早くリカバリ。インサイドのDFでも、ゴール下にいるだけで立派なリムプロテクションになっている。
またトランジションでもよく走り、オフェンスリバウンドから相手をファウルトラブルに陥れるなど、攻守で仕事をこなした。
第2Q中盤でフロアに戻ったスターターはディフェンスを引き締め、ベンチユニットが稼いだリードを維持。ウィザーズのクォーター得点を21点に抑えて、55-52の3点差で試合を折り返した。
後半に入ると、スパーズのオフェンスが爆発。カワイ・レナードの4連続フィールドゴールで一気に勢いに乗ると同時に、ウィザーズのFG成功率を30%に封じ込め、第3Q終了時点でリードを15点に拡大。そこからは最後まで点差を二桁台に保ったまま、余裕の勝利を飾った。
▼今日イチのアシスト。ミルズがカットを始める前にパスを出している。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
WAS | 31 | 21 | 19 | 24 | 95 |
SAS | 26 | 29 | 31 | 28 | 114 |
スパーズは、レナードが4本のスリー成功で27得点、4アシスト、4スティールを記録。トニー・パーカーが10得点、10アシストのダブルダブル、ジノビリが11得点、8アシストをそれぞれ獲得した。マリヤノヴィッチは15分の出場で7得点、6リバウンド、2ブロックをマークしている。
なおスパーズは、1999年の12月から本拠地AT&Tセンターでウィザーズに敗れたことが1度もない!
▼レナード、27得点
一方のウィザーズは、ウォールが20得点/11アシスト、ゴータットが20得点/10リバウンドでダブルダブルを記録。ルーキーのケリー・ウーブレイはキャリアハイの18得点を獲得した。
これでスパーズは、開幕ホーム14連勝(球団新記録)、昨季も含めるとホーム23連勝を達成。次は現地18日に、引き続きホームで憎きクリッパーズを迎え撃つ。
ボックススコア:「NBA」