スパーズが17シーズン連続で50勝達成、ダンカンは通算リバウンド数でマローン超え
「死と税金とスパーズのシーズン50勝、それ以上に確かなものはない」という諺があるとかないとか…。
サンアントニオ・スパーズが現地27日、トヨタセンターで行われたヒューストン・ロケッツ戦に104-94で快勝。アウェイ8連戦のロデオ・ロードトリップを7勝1敗の好成績で切り抜け、1999-00シーズンから17季連続となるシーズン50勝を達成した!
この日のスパーズは、序盤から高確率でフィールドゴールを積み上げる一方で、前半の失点をわずか31点に抑える鉄壁の守備を披露し、第3Q残り5分で31点リードを奪取。そこからロケッツがじわじわと追い上げを開始し、終盤までに20点ほどリードを削られるも、最後まで二桁点差をキープしたまま敵地で余裕の勝利を収めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 26 | 25 | 25 | 28 | 104 |
HOU | 11 | 20 | 26 | 37 | 94 |
今季ロケッツとのシーズンシリーズを3勝1敗で勝ち越したスパーズは、カワイ・レナードがチーム最多の27得点、8リバウンド、FG成功率61.5%(13本中8本)で大活躍。ラマーカス・オルドリッジが26得点、16リバウンドのダブルダブル、トニー・パーカーが15得点をあげた。
敗れたロケッツは、ジェイムス・ハーデンが27得点、ジェイソン・テリーとコーリー・ブリュワーがそれぞれ15得点を記録している。
▼レナード vs. ハーデン
ダンカンが通算ブロック数3000本到達
この日は他に、25分出場したティム・ダンカンが6得点、6リバウンド、6アシストをマークし、キャリア通算リバウンド数で14971本に到達。カール・マローンを追い抜き、歴代最多6位に浮上した。
▼歴代リバウンド数ランキング
プレーヤー | 通算リバウンド | |
1 | ウィルト・チェンバレン | 23924 |
2 | ビル・ラッセル | 21620 |
3 | カリーム・A・ジャバー | 17440 |
4 | エルヴィン・ヘイズ | 16279 |
5 | モーゼス・マローン | 16212 |
6 | ティム・ダンカン | 14971 |
7 | カール・マローン | 14968 |
さらに第1Q中盤には、ハーデンのレイアップを後ろから綺麗に叩き落とし、キャリア通算3000本目のブロックショットを獲得。ブロック数3000本に到達した選手は、NBA史上ダンカンで5人目となる。
▼通算ブロック数3000本超えプレーヤー
ブロック | 試合数 | |
アキーム・オラジュワン | 3830本 | 1238 |
ディケンベ・ムトンボ | 3289本 | 1196 |
カリーム・アブドゥル・ジャバー | 3189本 | 1560 |
マーク・イートン | 3064本 | 875 |
ティム・ダンカン | 3000本 | 1375 |
試合後、リバウンド数でマローンを超えたことを記者から教わったダンカンは、「いいね」とクールに一言。また、「3000本目のブロックではジャンプしたか?」という質問に対しては、「2000本目のブロック以降は1度も跳んでいない」と返答した。
なおダンカンのデビュー以来、スパーズがシーズン50勝を逃したのは、ロックアウトで試合数が減った1998-99シーズン(37勝13敗)だけとなる。
ボックススコア:「NBA」