スパーズがホーム開幕戦でペリカンズを圧倒、シーズン無敗を維持
サンアントニオ・スパーズが現地29日、今季ホーム最初の試合でニューオリンズ・ペリカンズと対戦。直近2試合で50得点、45得点と絶好調だったペリカンズのアンソニー・デイビスを18得点に抑え、98-79の快勝を収めた。
シーズン3試合目ながら、さっそくトニー・パーカーとマヌ・ジノビリの大ベテラン組が休息で欠場したこの日のスパーズ。序盤は、先発出場したパティ・ミルズやパウ・ガソル、ラマーカス・オルドリッジらが外のショットを沈めてオフェンスを牽引すると、第2Qからはセカンドユニットの活躍でペースを握り、前半終了時で55-45の10点リードを奪う。
後半に入ると、それまでFG5本中1本成功と不調気味だったカワイ・レナードがステップアップし、第3Qだけで16得点と爆発。レナードがたった1人でペリカンズのピリオド得点を上回ると、スパーズは第4Q開始までに点差を23点に広げ、一気に勝負を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
NOP | 23 | 22 | 15 | 19 | 98 |
SAS | 28 | 27 | 28 | 15 | 79 |
開幕から連勝を3に伸ばしたスパーズは、レナードが28分の出場でゲームハイの20得点、2スティールをマーク。パーカーの代わりにスタメンPGを務めたミルズは、7本中4本のスリーを沈めて18得点、5アシストをあげている。
他には、パウ・ガソルが9得点、8リバウンド、5アシストを記録。オルドリッジは、FG13本中4本の12得点とオフェンスでやや精彩を欠いていたが、アンソニー・デイビスの守備で奮闘した。
「オルドリッジは(ディフェンスで)良い仕事をした。アンソニーはまぎれもなく素晴らしい選手だ。個別の守備を向上させていくため、オルドリッジには一切ヘルプを与えなかった。真っ向からアンソニーをガードさせたんだ」
– グレッグ・ポポビッチHC
▼パティ・ミルズ、シーズンハイ18得点
新加入メンバー
スパーズベンチでは、ジョナサン・シモンズが11得点、デビッド・リーが6得点/5リバウンドと安定したパフォーマンスを披露。ドウェイン・デッドモンは2本のミドルレンジショットを沈めて、守備とリバウンド以外でも十分に貢献できるところを見せつけ、5得点、6リバウンド、2ブロックをマークした。
またスペインリーグから移籍した新人のニコラス・ラプロビットラは、バックアップPGとして22分出場し、7得点、4アシスト、4リバウンドと貢献。同じくユーロリーグ出身のダービス・ベルターンスも、ショットクロックギリギリでフェイダウェイのコーナースリーを沈めるファインプレーを見せた。
https://twitter.com/Keff_C/status/792547815650004992
▼ニコのフルコートパス
2016年ドラフト1巡目指名のデジョンテ・マレーはついに公式戦デビューを果たしたが、キャリア初得点をあげることはできなかった。
▼なぜかネームタグを付けて試合を見守るマヌ。出身地もちゃんと書いてある
4日間で3試合、そのうちの2試合がウォリアーズ/スパーズと、開幕早々からタフスケジュールに見舞われているペリカンズは、これで0勝3敗。バック・トゥ・バックの疲れもあってか、デイビスはFG15本中6本成功と過去2試合の勢いはなく、イートワン・モーアも18得点をマークしたが、他に二桁得点をあげた選手はいなかった。
なおこの日の試合中継では、スーパーマーケットチェーン「H-E-B」のスパーズ新CMがオンエア。ティム・ダンカンがスパーズ・レジェンドのリタイアメントクラブに入るという内容で、久々にダンカンがメディアに登場した。
ボックススコア:「NBA」