2022年11月のNBA月間賞:テイタムとブッカーがプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス選出
NBAは現地12月1日、2022年10月と11月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)の受賞者が発表された。
イースト:ジェイソン・テイタム
イースタンカンファレンスでは、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムが2020年2月に次いでキャリア通算2度目のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス選出を果たした。
リーグ6年目となる今季のテイタムは、10月のシーズン開幕から11月に出場した21試合で31.6得点(リーグ2位)、7.8リバウンド、4.5アシストを平均。開幕約6週間で3度の40得点超えを達成するなど、フランチャイズエースとしてさらに躍進した姿を見せ、セルティックスをリーグ首位の18勝4敗に導いた。
NBAが毎週更新するMVPランキングで、ついにトップに躍り出たテイタム。そんなスーパースター率いる今季セルティックスは、とにかくオフェンスが強い。
チームの得点効率(100ポゼッションあたりの得点)では、歴代NBAトップとなる120.7点を記録中。2位のサンズ(116.7)を大きく突き放しており、2位と11位よりも、1位と2位の差の方が大きいというぶっちぎりの数字だ。
守備効率ではちょうどリーグの真ん中あたり(100ポゼッション当たりの失点が112.2点)だが、守護神のロバート・ウィリアムズ不在の中でこれだけやれれば上出来。先発センターのウィリアムズが戦線復帰すれば、攻守で隙のない今季優勝最有力候補チームになるだろう。
ウェスト:デビン・ブッカー
ウェスタンカンファレンスでは、フェニックス・サンズのデビン・ブッカーが2021年2月以来初、キャリア通算2度目のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス受賞を果たした。
10~11月のブッカーは、21試合で29.0得点、5.8アシスト、5.3リバウンドを平均し、サンズを開幕15勝6敗に牽引。11月30日のブルズ戦ではシーズンハイの51得点で大爆発した。
今季サンズはブッカーの他にも、デアンドレ・エイトンやミケル・ブリッジズら若手陣が躍動中。クリス・ポールやキャメロン・ジョンソンら主力の負傷離脱が続く不運に見舞われながらも、ウェスト1位の好成績を収めている。
参考記事:「NBA」