クレイ・トンプソンが脳震盪の規定をクリア、ファイナル出場に問題なし
ゴールデンステイト・ウォリアーズは現地2日、ウェスタンカンファレンスファイナルで頭部を負傷したクレイ・トンプソンが、NBAの脳震盪ガイドラインの項目をすべてクリアしたと発表。現地4日から始まるNBAファイナルに第1戦から出場できることが決定した。
トンプソンが負傷したのは、現地27日に行われたWCF第5戦。第4Q開始間もなく、トレバー・アリーザの膝がトンプソンのこめかみ部分を直撃。トンプソンは試合を途中退場し、後日脳震盪と診断された。
トンプソンは4日間の休養の後、6月1日からチーム練習に参加。2日の練習後には、「調子が戻ってきた」と回復ぶりを語っている。
「正直、ここ数日はとても気分がいい。調子を取り戻せている気がする。明日は最終調整だ。今は、可能な限り緊張や不安、そして疑念を抑えようと努めているよ」
また報道によると、カンファレンスセミファイナルの第3戦でふくらはぎを負傷し、離脱していたマリース・スペイツも、1日から練習に復帰した模様。スティーブ・カーHCはスペイツについて、「出場する準備はできている」とコメントした。
「スペイツは2日連続でしっかりと練習できた。ファイナルのシリーズではプレーすることになるはずだ。問題は、どのようにしてローテーションやマッチアップを展開するか。フェスタス・エジーリは素晴らしいプレーをしているし、リーにも特にメンフィス戦で何度か活躍する場面があった。すべてのシリーズは異なり、同様にマッチアップも異なる。いろいろと組み合わせて、上手く機能するコンビネーションを見つけなければならない」
ともあれ、これでウォリアーズはほぼ万全な状態で40年ぶりのファイナルに臨むことができる。
トンプソンもミラー超えの可能性あり
現地23日に行われたウォリアーズ対ロケッツとのWCF第3戦で、ステファン・カリーが今季ポストシーズン59本目となるスリーポイントを成功させ、レジー・ミラーが2000年に樹立したプレーオフ3P記録(58本)を更新した(現在73本!)。実はトンプソンも、ミラーの記録を追い抜きそうな勢いにある。
すでに現時点でトンプソンは合計45本のスリーを記録。42.5%の成功率で、1試合平均3本を沈めてきた。もしこのペースを維持して、ファイナルが第5戦以上に及べば、めでたくミラー超えとなる可能性が高い。同じチームの選手が同じ年にプレーオフ歴代記録の1,2位を打ち立てるというのは、よく考えたらとんでもないことだ。
▼プレーオフ3P成功数歴代Top3
(ソース)
プレーヤー | 3P | 3P% | 試合数 |
ステファン・カリー (2015年) |
73 | 43.7% | 15 |
レジー・ミラー (2000年) |
58 | 39.5% | 22 |
レイ・アレン (2001年) |
57 | 47.9% | 18 |
▼クレイ・トンプソン、2014-15シーズンハイライト
Thumbnail via Golden State Warriors
ソース:「NBA」