ハスレムとホワイトサイド、D.ウェイドのヒート復帰を期待
昨年のオフシーズンにシカゴ・ブルズと契約を結び、デビューから13シーズンを過ごしたマイアミ・ヒートを離れたドウェイン・ウェイド。今オフにプレイヤーオプションを行使したため、ブルズとの契約は来季いっぱい残っているが、ESPNによると、数ヵ月以内に両者の間でバイアウトが成立する見込みだという。
そうなればウェイドはFAとなり、移籍先として古巣を選ぶ可能性も十分にある。7月にクリス・ボッシュとの契約を解除したことでビッグスリー時代に完全に別れを告げ、新たな道を歩みはじめたばかりのヒートだが、ウェイドと同期で大ベテランのユドニス・ハスレムは、今でも元フランチャイズスターのチーム復帰を強く望んでいるようだ。
ハスレムは、マイアミのスポーツラジオ番組『WQAM』に出演した際にウェイドの状況についてコメントした:
「D.ウェイドとは毎日話しているよ。僕たちがお互いにアドバイスする時はいつもこう言っている、『一日一歩。とにかく焦らずに、一歩ずつ進めばいい』」
「僕が彼に送りたいアドバイスはこうだ:『君にチームに来てほしい。だけど一歩ずつ、着実に進むことが大切。家族の状況も考えながらね。ブルズとの今の状況は、双方にとってフラストレーションの溜まる状況だとは思うけど』」
– ユドニス・ハスレム
ウェイドの大親友であるハスレムは、1年前にも「2人が再びチームメイトになれるように何が何でもトライする」と熱く語っていた。
新生ヒートで主力の一人を務めるハッサン・ホワイトサイドも、ウェイドのチーム復帰を望む一人だ。The Sun Sentinel紙のインタビューでは、「(実現すれば)嬉しいね。3度NBAの王者になった選手が戻ってきて、チームを手助けしてくれるのだから」と期待を寄せている。
「D.ウェイドはこのチームを築き上げるのに貢献した。だからマイアミの街や僕たちチームにとって、彼のような選手がいてくれるのは素晴らしいことだと思う」
– ハッサン・ホワイトサイド
▼バイアウトのニュースに対するホワイトサイドの反応
ウェイドはヒートに在籍した13シーズンで23.7得点、5.8アシスト、4.8リバウンドを平均。通算得点、アシスト、スティールの3項目で球団最多記録を保持しており、昨季11月にマイアミに初凱旋した際には、ファンたちから大歓声と共に温かく迎えられた。
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」