ゴールデンステイト・ウォリアーズが40年ぶりのNBAファイナル進出!!
ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地27日、ホームのオラクル・アリーナで行われたWFC第5戦でヒューストン・ロケッツを破り、2015年のウェスタンカンファレンス王者に輝いた。チームにとって1974-75シーズン以来初、40年ぶりのNBAファイナル進出となる。
試合最初の12分でフィールドゴール成功26本中5本と、スロースタートを切ったウォリアーズ。第2Qに入ると、クレイ・トンプソンとハリソン・バーンズの連続ゴールであっという間に逆転に成功し、6点リードを奪って前半を終えた。
後半は、トンプソンが5ファウル、バーンズが4ファウルとなり、ファウルトラブルのピンチに陥るも、ディフェンスを踏ん張って何とかリードを維持。そして第4Q序盤に再びバーンズが連続フィールドゴールを挙げ、点差をこの日最大の15点に拡大し、そのまま勝利を手にした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
HOU | 22 | 24 | 22 | 22 | 90 |
GSW | 17 | 35 | 22 | 30 | 104 |
ウォリアーズは、ステファン・カリーがゲームハイの26得点、8リバウンドをマーク。第2Qと第4Qで試合の流れを大きく変えたバーンズは、20本中10本のフィールドゴール成功で24得点を記録している。
▼ハリソン・バーンズ、第5戦ハイライト
トンプソンが頭を負傷
第4戦でのカリーのアクシデントに続き、第5戦でも肝を冷やす場面が…。第4Q開始直後、ポンプフェイクにひっかかりジャンプしたトレバー・アリーザの膝が、トンプソンのこめかみ部分を直撃。痛みでフロアに倒れ込んだトンプソンは、脳震盪の検査のため一時退場することになる。
トンプソンは間もなくベンチに復帰したが、頭部からの出血が確認されたため、再び医務室に戻り、3針縫う応急処置を受けたという。その後は試合に出ていない。
負傷とファウルトラブルが重なり、出場時間が22分に限られたトンプソンだが、4本のスリーを沈めて20得点を獲得し、勝利に大貢献した。
▼スプラッシュブラザーズ、第5戦
ハーデンのワースト記録
第4戦でプレーオフ自己最多の45得点を獲得したジェイムス・ハーデンだが、第5戦では14得点と精彩を欠いた。FG成功数は10本中わずか2本。第2Q残り5分40秒以降はフィールドゴールを1本も決めていない。
さらに序盤からボールハンドルやパスでミスを重ねたハーデンは、最終的にプレーオフ史上最多となる13ターンオーバーをマーク。レギュラーシーズンを合わせても、史上最多2位という不名誉な記録を作ってしまった。
(歴代1位記録は、ジェイソン・キッドが2000年11月17日のニックス戦でマークした14ターンオーバー。この試合でキッドは、18得点、12リバウンド、10アシスト、14ターンオーバーの非公式クアドルプル・ダブルを記録している)
「いろいろやろうとしすぎて、それがターンオーバーになり、相手のイージーなトランジション得点につながってしまった」
– ジェイムス・ハーデン
ロケッツは他に、コーリー・ブリュワーとジェイソン・テリーがそれぞれ16得点、アリーザが15得点を獲得。ドワイト・ハワードは18得点、16リバウンドと大健闘したものの、試合終盤にはフラストレーションからか、チープショットを連発する悪い部分が顔を出してしまった。
これで2015年のNBAファイナルはウォリアーズとキャブスに決定。もしウォリアーズが勝利すれば、カリーは各ラウンドで今季オールNBAファーストチームのプレーヤーたちを順番に始末したことになる。
- 1回戦 –
アンソニー・デイビス - 2回戦 –
マーク・ガソル - カンファレンス決勝 –
ジェイムス・ハーデン - ファイナル – レブロン・ジェイムス
ファイナル第1戦は、現地6月4日にウォリアーズの本拠地オラクルアリーナで行われる。
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ボックススコア:「NBA」