ウォリアーズがスパーズに連勝でシリーズ2-0
現地16日、ゴールデンステイト・ウォリアーズがオラクルアリーナで行われたサンアントニオ・スパーズとの第1ラウンドシリーズ第2戦に116-101で勝利。第1戦より苦戦したもののホームゲームをきっちりと抑え、シリーズを2勝0敗とした。
今日のスパーズはいけると思ったが駄目だった。第1戦での失敗を修正しつつ、ラマーカス・オルドリッジが本来の実力を発揮し、ハーフタイムで6点リードを奪うも、後半に入ってからウォリアーズが一気にギアを上げてすぐに逆転。それでも僅差で食い下がったスパーズだったが、第4Qにクレイ・トンプソンが大爆発してピリオド16得点をあげ、スパーズに反撃の隙を与えなかった。
▼デュラントvsオルドリッジ
ウォリアーズは、ケビン・デュラントが32得点/6アシスト/6リバウンド、トンプソンが31得点で活躍。対するスパーズは、オルドリッジが34得点/12リバウンド、パティ・ミルズが21得点で奮闘した。
この日のスパーズは、敵地でやれることはすべてやったと思う。
ターンオーバーをわずか9本に抑えつつ、10スティールを獲得し、ペイントエリアの得点では46-24でウォリアーズを圧倒。オルドリッジやミルズが前の試合とは見違えるほどアグレッシブにプレイし、特にオルドリッジはポジション取りも素早く、パウ・ガソルとのハイ・ローも効果的で、第1戦で苦戦したジャベール・マギーに対しても、ポストアップで強引に押し切ろうとするのではなく、シュートレンジとドライブを活かしながら攻めていた(ケボン・ルーニーとマッチアップした際には、ちゃんとパワープレイに切り替えられていたのが凄く良かった)。
スリーポイントショットが壊滅的で(28本中4本)、それが大きな敗因の一つとなってしまったが、決してタフショットばかりを打たされていたわけではなく、失敗の多くがオルドリッジがダブルチームを引き付けてからのキャッチ&シュートやコーナーからのワイドオープンショットなど、とても良いリズムで打てていた印象。もしスパーズがせめて25%の確率でロングレンジを決め(あと3本)、シーズン3P成功率28%のアンドレ・イグダーラが5本中4本を成功させるというイレギュラーがなければ、試合はどうなっていたかわからない。
また守備面でも、オフボールでのスイッチを減らすことで、ローテーションの完全崩壊を極力回避しながら、リムでのイージーな失点を最小限に抑えることができた。
結果的に二桁点差での大敗となったが、この先どう戦うべきかを掴めた試合になったはず。後は、ダニー・グリーンの出場時間をもう少し増やしてもいい気がする。特にウォリアーズのセカンドユニットに対して、ポポビッチHCはスモールガードを2人置いたラインアップを投入するパターンが多いが(ミルズ、パーカー、フォーブスのいずれか2人)、ミルズやフォーブスがクレイのポストアップになすすべなく叩きのめされているのは見ていて辛い。
シリーズ第3戦は、現地19日にサンアントニオで行われる。
ボックススコア:「NBA」