ウェストブルックが9試合連続トリプルダブル、ウィルトに並んで歴代1位に
ラッセル・ウェストブルックがトリプルダブルでまた新たな偉業達成だ。
ウェストブルックは現地9日、トヨタセンターで行われたヒューストン・ロケッツ戦で21得点、12リバウンド、11アシストをマーク。1月22日のブレイザーズ戦から9試合連続でのトリプルダブルを達成した。
9試合連続トリプルダブルは、1968年3月のウィルト・チェンバレンに並ぶ歴代最長記録となる。
半世紀ぶりの偉業を達成したウェストブルックだが、この日のパフォーマンス自体は決して100点とは言えず、FG成功率がわずか38%(21本中8本)で、さらに10ターンオーバーを記録。終盤の勝負所でもシュートミスを連発している。
たださすがウェストブルックというべきか、サンダーの1点ビハインドで迎えた第4Q残り26秒には、スティーブン・アダムスとのスクリーンプレイから見事なスプリット・ドリブルでディフェンスの間をすり抜け、逆転決勝点となるレイアップに成功。クラッチタイムでの失態を帳消しにするようなスーパープレイだった。
この日のサンダーを牽引したのは相棒のポール・ジョージで、41分の出場でゲーム最多の45得点、11リバウンドをマーク。サンダーは前半に最大26点ビハインドを背負う大ピンチに陥るも、ジョージやデニス・シュルーダー、テレンス・ファーガソンの活躍で後半を69-42で上回り、劇的な大逆転勝利を手にした。
敗れたロケッツは、ジェイムス・ハーデンが42得点で奮闘。ハーデンにとって29試合連続での30得点ゲームで、これはチェンバレンに次ぐ歴代2位の記録だ。ウィルトの記録は65試合なのでまだ半分にも達していないが、そもそもNBA史上でウィルトとハーデン以外に20試合連続に到達した選手は1人もいない。
▼PGとハーデンの40得点バトル
なおウェストブルックは3年連続でのシーズントリプルダブルを平均中。過去2シーズンに比べるとスコアリングよりもプレイメイクに徹しており、ここ9試合では19.6得点、14.1アシスト、13.1リバウンドを平均している。
ボックススコア:「NBA」