ラッセル・ウェストブルックが通算4度目の「シーズン平均トリプルダブル」を達成
ワシントン・ウィザーズのラッセル・ウェストブルックが現地3日、キャピタル・ワン・アリーナで行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦で14得点、21リバウンド、24アシストのモンスタートリプルダブルを達成。リバウンドで自己最多、アシストで自己最多タイの数字を記録し、チームを154-141での勝利に導いた。
これでウェストブルックは、今季58試合の出場で合計リバウンド数657本、合計アシスト数651本に到達。自身のキャリアで通算4度目となる「シーズン平均トリプルダブル」を決めた。
今季のウェストブルックは21.8得点、11.3リバウンド、11.1アシストを平均中。もし今季レギュラーシーズン残り7試合すべてで0得点/0リバウンド/0アシストをマークしたとしても、すでに平均トリプルダブルは確定している。
シーズントリプルダブル。ウェストブルックが最初にそれを達成したのは、MVPに選出された2016-17シーズン。2016年以前のNBAでは、70年間でたった1度しか達成されておらず(1961-62のオスカー・ロバートソン)、ウィルト・チェンバレンの記録などと並んで「再び実現するのは不可能」と長年されてきた大記録の1つだ。
そんな偉業を、ウェストブルックはここ5シーズンだけで4回も成し遂げてしまった。
史上3度目の大快挙
1試合で20リバウンド/20アシスト以上が記録されたのは、この日のウェストブルックでNBA史上3回目となる。
最初の1回は1968年2月2日のウィルト・チェンバレン(22得点、25リバウンド、21アシスト)。もう1回は、2019年4月2日のウェストブルック(20得点、21アシスト、20リバウンド)によるものだ。
なお同日のウィザーズはウェストブルックの他、八村塁がチームハイの27得点で勝利に大貢献。
ウィザーズはシーズン30勝35敗とし、イースト11位のトロント・ラプターズに3ゲーム差を付けた。
ボックススコア:「NBA」