キャブスがホームでセルティックスとの開幕戦に勝利
NBAでは現地10月17日、2017-18レギュラーシーズンがついに開幕し、第1試合は昨季イースト上位2チームのクリーブランド・キャバリアーズとボストン・セルティックスがクイッケンローンズアリーナで対戦。
カイリー・アービングの古巣初凱旋やドウェイン・ウェイドのキャブスデビューなどで大注目が集まった試合は、序盤にゴードン・ヘイワードが足首骨折の大怪我を負うという最悪のアクシデントに見舞われながらも、後半は大接戦となって盛り上がり、最終的にホームチームのキャブスが102-99でシーズン初戦を制した。
キャブスは、レブロン・ジェイムスがゲーム最多の29得点、16リバウンド、9アシストを記録。3点ビハインドで迎えた第4Q残り5分からは完全に試合をテイクオーバーし、アリウープダンクやスリーなどから9得点をあげるクラッチパフォーマンスでチームを逆転勝利に導いた。
キャブスは他に、残り42秒に決勝点のスリーを沈めたケビン・ラブが14得点、10リバウンドのダブルダブルをマーク。新加入のメンバーも活躍し、デリック・ローズが14得点、ジェイ・クロウダーが11得点、2スティール、ドウェイン・ウェイドが8得点をあげている。
ローズとウェイドのバックコートコンビが上手く機能できるかどうかは、もう少し様子を見てみないとわからないが、ローズはフィニッシュがやや弱かったものの、動きにキレがあり積極的に攻めることができていた印象。ウェイドもいいパスを何本か出していた。
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▼ウェイドの見事なクロスコートパス
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開幕戦から主力の1人を失う大打撃を受けたセルティックスは、ジェイレン・ブラウンがチームハイの25得点、アービングが20得点、9アシスト、3スティールをマーク。先発ラインアップでNBA公式戦デビューを飾ったルーキーのジェイソン・テイタムは、後半に入ってから調子が上がり、37分の出場で14得点、10リバウンドのダブルダブルを獲得している。
▼今季リーグ最初の得点はアービングのフローター
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ヘイワードの怪我で完全にリズムを失い、第2Q終盤で18点ビハインドに陥ったこの日のセルティックスだったが、ハーフタイムに気持ちを切り替えて、後半からブラウンやテイタムら若手ウィングを中心に猛反撃を展開。勝利には手が届かなかったものの、第4Qにはリードを奪い、敵地でキャブスをギリギリまで追いつめた。チームメイトのあれだけ痛ましい負傷を目の当たりにしながら、しっかりと立て直せる精神力の強さは本当に凄いと思う。
▼ブラウン
▼試合後に元チームメイトたちと抱き合うアービング
ボックススコア:「NBA」