今季のホークスに敗北しなかったチームはスパーズのみ
現地22日に行われたサンアントニオ・スパーズ対アトランタ・ホークスの試合は、前半に大量得点差をつけたスパーズが、相手に1度もリードを奪われることなく114対95で圧勝した。
序盤からエンジン全開だったこの日のスパーズは、開始8分で26-6のランを展開。第1Qにホークスの得点を13点に抑えて一気に試合の主導権を握ると、そこからは最後まで二桁のリードを保ったまま、敵地でイーストトップチームを完膚なきまでに叩きのめした。スパーズは今シーズンのホークスに敗北しなかった唯一のチームとなる。
▼ハイレベルなボールムーブメントにはさらにハイレベルなローテーション/ヘルプDで対応
(via TimDuncanTheAlmighty)
▼オフェンスでも見事なチームワーク
(via TimDuncanTheAlmighty)
▼ダンカンもご機嫌
(via BabyS1othWithA1)
「理由はよくわからないが、今シーズンはここ数年のような良いリズムをなかなかつかめなかった。今日は強豪チームを相手にリズムを取り戻せたので気分がいい」
– トニー・パーカー
スパーズは、ティアゴ・スプリッターが14本中10本のフィールドゴールを成功させ、シーズンハイの23得点をマーク。カワイ・レナードは、20得点、10リバウンド、7アシスト、4スティールを記録し、攻守両方でオールラウンドな活躍をみせた。
プレイオフ開幕まで4週間を切ったところで、いよいよ強いスパーズが戻ってきた。シーズン終盤での猛プッシュはもはや毎年恒例と言ってもいい。
オールスター後に4連敗を喫したスパーズだったが、そこからの12試合では10勝2敗と大幅な軌道修正に成功。しかも2敗はいずれもオーバータイムでの僅差の逆転負けによるもので、この間の得失点差は+13.0を平均している。
特にオフェンス効率が見違えるほど高くなっており、最初の57試合で103.5点を記録していた「100ポゼッションあたりの得点」が、過去12試合では113点と爆発的に跳ね上がった。やはりトニー・パーカーが調子を取り戻してきたことが大きい。
▼スパーズのビフォー/アフター
スパーズ | 得点 | 失点 |
~2月25日 (57試合) |
103.5 | 100.4 |
2月27日~ (12試合) |
113.0 | 99.8 |
※得点/失点は100ポゼッションあたり
▼トニー・パーカー
パーカー | ~2月25日 (43試合) |
2月27日~ (12試合) |
得点 | 13.8 | 18.7 |
アシスト | 4.9 | 5.1 |
ターンオーバー | 2.5 | 1.6 |
FG成功率 | 46.2% | 54.4% |
スパーズのスケジュールは残り13試合で、その内の8試合がウェスト上位チームとの対戦(ロケッツ2回、サンダー2回、マブス2回、ウォリアーズ、グリズリーズ)。非常に厳しいスケジュールだが、あと6勝すれば16年連続でのシーズン50勝達成となる。
ボックススコア:「NBA/Stats」