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ウィルト・チェンバレン 100点ゲーム 2
2014 12 8

NBAからキャリア平均「20得点/10リバウンド」プレーヤーが消滅した日

20/10, ブレイク・グリフィン, リバウンド, 得点 2

2014年12月6日、ロサンゼルス・クリッパーズのブレイク・グリフィンがニューオリンズ・ペリカンズ戦で7リバウンドを記録した。これによりグリフィンのキャリア平均リバウンド数は9.99388(3268リバウンド/327試合)に減少。この日をもって、NBA史上初めてリーグから「キャリア平均20得点/10リバウンド」以上を記録中の現役選手が1人もいなくなった。

20/10のバトン

「Basketball Reference」のデータ(2014年12月7日現在)によると、歴代リーグでキャリアを通して20得点/10リバウンド(※以下「20/10」)以上を平均した選手は17人。NBAがリバウンド数をスタッツとしてカウントし始めた1950-51シーズンに、ジョージ・マイカンが28.4得点、14.1リバウンドを記録したことで「キャリア平均20/10」のプレーヤーが初めて誕生した。

▼キャリア20/10を達成した主なプレーヤー

プレーヤー 現役 得点 リバウンド
ジョージ・マイカン 1949~56 23.1 13.4
ボブ・ペティット 1955~65 26.4 16.2
ウォルト・チェンバレン 1960~73 30.1 22.9
カリーム・アブドゥル=ジャバー 1970~89 24.6 11.2
アキーム・オラジュワン 1985~2002 21.8 11.1
シャキール・オニール 1993~2011 23.7 10.9

※上記の6人はいずれもルーキーシーズンから1試合平均20得点/10リバウンド以上を記録

ジョージ・マイカンが生み出した「20/10」のバトンは、ボブ・ペティットを経てウォルト・チェンバレンに受け継がれ、70年代にカリーム・アブドゥル=ジャバーに渡った。その後、アキーム・オラジュワンやシャキール・オニールらが引き継ぎ近年に至る。このようにして1950年以降、どの時代でもリーグにはキャリア平均20得点/10リバウンド以上を記録中の現役選手が必ず1人以上いたのだ。

2011年にオニールが引退した時点で、キャリア20/10を平均していた現役選手はティム・ダンカンとブレイク・グリフィンの2人のみだった。ダンカンはその数年後にキャリア平均得点が20未満になり、ギリギリでリストから外れている(12月7日現在で19.8得点/11.1リバウンド)。

グリフィンは2000年のエルトン・ブランド以来、初めてルーキーシーズンから20/10以上を記録した選手だ。しかし3年目にシーズン平均リバウンド数が8.5に低下し、その翌年も10を超えていない。そして6日のペリカンズ戦でグリフィンのキャリア平均リバウンド数が10を下回ったことで、60年以上続いてきた20/10プレーヤーのバトンリレーは次の担い手に渡る前に途絶えてしまった。

グリフィンが今季いっぱい20/10を維持するには、次の試合で12リバウンド以上獲得し、その後の62試合を通して10リバウンド以上を平均する必要がある。

▼グリフィンのシーズンスタッツ

シーズン 出場時間 得点 リバウンド
2010-11 38分 22.5 12.1
2011-12 36.2分 20.7 10.9
2012-13 32.5分 18 8.3
2013-14 35.8分 24.1 9.5
2014-15 33.7分 22.9 7.5

仮にグリフィンがこの先20/10を維持できないとしても、2、3シーズン後にアンソニー・デイビスやデマーカス・カズンズが後を継いでいくだろう。

「キャリア平均20得点/10リバウンド」はほんの一握りのプレーヤーのみ達成可能な大記録だが、あくまでただの数字でしかない。ダンカンやケビン・ガーネットのようにキャリアが長い選手は、年数と共に平均スタッツが低くなって当然。恐らく本人たちはキャリア20/10など気にもかけていないはずだ。

ただこれまで1度も途絶えなかったことが、ビッグマンの価値が大きく変化しつつある今の世代で空白ができたという事実はなかなか興味深い。

Image via wikimedia commons

参考:「thare via Reddit/r/NBA」

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