ブレイク・グリフィンが膝の手術で無期限の戦線離脱へ
ピストンズが一からの再建に踏み切るきっかけになるかもしれない。
デトロイト・ピストンズは現地1月7日、オールスターフォワードのブレイク・グリフィンが左ひざの関節鏡視下手術に成功したことを発表。復帰時期については明らかになっていないが、現地メディアの間ではこのまま残りシーズンを全休する可能性が高いと見られている。
昨季のグリフィンはオールラウンダーとしてさらなる成長を見せ、75試合で24.5得点、7.5リバウンド、5.4アシストを平均。ピストンズを8位シードでのプレイオフ出場に導き、2019オールNBAサード・チームに選出された。
▼2018-19のブレイク・グリフィン
キャリアベストと言える1年を送っていたグリフィンだったが、シーズン終盤に膝を負傷して、プレイオフ第1ラウンドの4試合中2試合を欠場。オフシーズンに今回と同じ左ひざの手術を受けた。
今季は開幕最初の10試合を欠場した後に復帰するも、コンディションが明らかに100%ではなく、昨季から大きく数字を落としている。
現地7日の時点で、ピストンズは14勝24敗のイースト10位だ。8位との差はわずか3ゲーム。しかも今後12試合中11試合は勝率5割以下のチームとの対戦と、比較的に易しいスケジュール。プレイオフ進出の希望は十分に残っている。
ただ来季以降のことを考えるなら、今の内にチームのコアを解体して完全な再建モードに入るのも選択肢の一つ。実際に、ピストンズがアンドレ・ドラモンドのトレードを検討している、という報道は何度も出ている。ドラモンドは来季の契約がプレイヤーオプションなので、2020年夏にFAとなる可能性が高い。
ピストンズは今季トレードデッドラインまでに大きく動く予感がする。
参考記事:「NBA」