クリス・ポールがリオ五輪代表入りを辞退
ロサンゼルス・クリッパーズのクリス・ポールが現地28日、今年の夏にリオデジャネイロで開催されるオリンピックへの出場を見送ることを『SI』誌のインタビューで明かした。辞退を決めた理由は、翌シーズンやその先に向けて体をゆっくり休めるためだという。
「僕の身体が、休養のために時間を取ってもいいんじゃないのか、と告げている気がするんだ」
– CP3
プロ11シーズン目のポールは、今季68試合で平均33.1分出場し、クリッパーズ移籍後最多タイとなる19.8得点、9.8アシスト、2.1スティールを記録。特に今年に入ってからの3ヵ月間は、得点面でも第1オプションとしてブレイク・グリフィン不在のチームを牽引し、身体を酷使する状況が続いている。
これまでにポールは、チームUSAの一員としてオリンピックとFIBAの3大会に出場。日本で開催された2006世界バスケでは、トーナメント準決勝でギリシャに敗れ銅メダルに終わったものの、2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪では無敗で金メダルを獲得した。
▼北京五輪チームUSAハイライト
現在、代表チームの最終選考に招待されているポイントガードは、ステファン・カリー、ラッセル・ウェストブルック、ジョン・ウォール、カイリー・アービング、デイミアン・リラード、マイク・コンリーの6選手。これに加え、クリス・ポールはSI誌の取材でトロント・ラプターズのカイル・ラウリーを推薦した。
「他に素晴らしい人選だと考えているのはカイル・ラウリー。僕は彼のプレーを見るのが大好きだ。あの闘志はチームに必要だよ」
2016チームUSAのファイナリストは以下の通り(3月30日現在):
ステファン・カリー(ウォリアーズ)
ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)
アンドレ・イグダーラ(ウォリアーズ)
クレイ・トンプソン(ウォリアーズ)
ハリソン・バーンズ(ウォリアーズ)
カイリー・アービング(キャブス)
レブロン・ジェイムス(キャブス)
ケビン・ラブ(キャブス)
カワイ・レナード(スパーズ)
ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ)
ケビン・デュラント(サンダー)
ラッセル・ウェストブルック(サンダー)
ドワイト・ハワード(ロケッツ)
ジェイムス・ハーデン(ロケッツ)
デアンドレ・ジョーダン(クリッパーズ)
ブレイク・グリフィン(クリッパーズ)
ジョン・ウォール(ウィザーズ)
ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)
デマーカス・カズンズ(キングス)
ルディ・ゲイ(キングス)
カーメロ・アンソニー(ニックス)
ジミー・バトラー(ブルズ)
マイク・コンリー(グリズリーズ)
デマー・デローザン(ラプターズ)
アンドレ・ドラモンド(ピストンズ)
ケネス・フェリード(ナゲッツ)
ポール・ジョージ(ペイサーズ)
ゴードン・ヘイワード(ジャズ)
デイミアン・リラード(ブレイザーズ)
北京・ロンドン大会に出場したカーメロ・アンソニーは、大親友であるポールの出場辞退のニュースについて、「僕の決断に影響を及ぼすことはない」とコメント。「オリンピックに出場し、勝利の感覚をもう1度味わうことは、僕にとってプラスになると思う」と代表入りへの意欲を示した。
最終的に上記のファイナリストたちから12人がオリンピックロスターに選出される。
クラッチタイムのベストラインアップ?
PG:ステファン・カリー
SG:クレイ・トンプソン
SF:カワイ・レナード
PF:ケビン・デュラント
C:ドレイモンド・グリーン
Image by Tulane Public Relations/Flickr
参考記事:「SI」