ルカ・ドンチッチが足首捻挫で戦線離脱
今季NBAで最も注目を浴びていたスター選手の一人である2019年新人王のルカ・ドンチッチが、足首の怪我でしばらく試合を離れることになるかもしれない。
現地14日、ドンチッチは本拠地アメリカン・エアラインズ・センターで行われたマイアミ・ヒート戦の第1Q序盤に負傷。ドリブルでインサイドに攻め入った際にディフェンダーの足を踏んでしまい、激しく右足首を捻った。
ドンチッチはすぐに立ち上がろうとするも、激痛で右足に体重をまったく乗せられない様子で、しばらく足を抱えながら観客席エリアでうずくまった後に、片足で跳びながらロッカールームへと下がった。
マブスのPRによると、レントゲン検査の結果、骨に異常は見つからなかったとのこと。ただ怪我の詳細や復帰時期は今のところ不明で、後日のMRI検査の結果待ちとなる。
ESPNによれば、ドンチッチはハーフタイムに水中トレッドミルでワークアウトを行っていた模様。またAdrian Wojnarowski記者はドンチッチの怪我について、「中程度の捻挫」と報じていた(グレード2の捻挫ってことか?)。なので完全な靱帯断裂(グレード3)といった最悪のケースは免れた可能性が高い。
▼同期のライバルであるトレイ・ヤングもドンチッチに祈りのツイート
今季のドンチッチは24試合の出場で30.4得点、9.9リバウンド、9.3アシストを平均。20歳の選手としてはほぼ前例のないMVP級の活躍ぶりで、シーズン序盤のマブスを期待以上の好成績(17勝7敗でウェスト3位)へと牽引しているところだった。早期の回復を祈るばかり…。
なお同日のマブスは、ドンチッチが負傷退場した後も強豪チームのヒート相手に大健闘。勝利こそ成らなかったものの、前半の20点ビハインドから後半に怒涛の猛反撃を仕掛け、試合をオーバータイムに持ち込んだ。
今季マブスのロスターは層が厚い。1試合の平均ベンチ得点はリーグ5位の43.9点で、さらにベンチの+/-ではリーグ首位の+5.6点を記録している。エースのドンチッチ不在でもある程度なら乗り切れそうなチーム構成だ。
ただ不幸にもというべきか、今後4試合のスケジュールはバックス、セルティックス、76ers、ラプターズで、イースト上位チームと4連戦(3試合がアウェイ)。かなり苦しい戦いを強いられることになる。
参考記事:「ESPN」