ニック・ナースとフランク・ボーゲルが2019年11月のコーチ・オブ・ザ・マンス
NBAは現地12月2日、2019-20シーズン10月~11月のコーチ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀ヘッドコーチ)を発表。
トロント・ラプターズのニック・ナースHCとロサンゼルス・レイカーズのフランク・ボーゲルHCがそれぞれのカンファレンスで選出された。
コーチ歴2年目のナースHCにとって、昨季の同時期に次いで通算2度目のコーチ・オブ・ザ・マンス選出。10月と11月に行われた今季開幕18試合で、ラプターズを14勝4敗のイースト2位に導いた。
その間のラプターズは、カイル・ラウリーとサージ・イバカの負傷離脱など不運に見舞われながらも、オフェンスでリーグ7位、ディフェンスでリーグ2位の数字を記録。ホームでは8勝0敗で無敗を維持した。
オフシーズンに優勝のコアメンバーからカワイ・レナードとダニー・グリーンが退団したことにより、開幕前は失速が予想されていた今季ラプターズ。それでも昨季の勢いを維持できているのは、パスカル・シアカムとフレッド・バンブリートの躍進が主な理由だが、指揮官であるナースHCの手腕も大きく影響しているはずだ。
今季レイカーズは開幕19試合でリーグ1位の17勝2敗を記録。11月だけで14勝をあげた。レイカーズが1カ月のスパンで14勝を獲得するのは、シャック&コービーの3連覇期以来初となる。
10月~11月のレイカーズは、オフェンスでリーグ5位、ディフェンスでリーグ4位。1試合の平均得失点差では、ミルウォーキー・バックスに次ぐリーグ2位の+9.3だった。
▼10連勝
ボーゲルが同賞に選出されるのはキャリア5度目。レイカーズのHCとしては、2013年4月のマイク・ダントーニ以来初となる。
参考記事:「NBA」