ザック・ランドルフが現役引退へ
Z-BoがついにNBAからの引退を決断した模様だ。
現地25日、ロサンゼルスで行われたクリスマスゲームを観戦しにステイプルズ・センターを訪れていたザック・ランドルフは、『TMZ Sports』の突撃インタビューで自身の去就について言及。記者からの「カムバックを目指していますか?」という質問に対して、「ノー」と即答した。
ランドルフが最後にNBAでプレイしたのはサクラメント・キングスでの2017-18シーズン。昨季もキングスに所属していたものの、1試合も出場することなく2019年2月にハリソン・バーンズのトレードでマブスへと放出され、その直後に解雇された。
2001年ドラフト19位指名でNBA入りしたランドルフは、キャリア17シーズンで16.6得点、9.1リバウンドを平均。プロ3年目にビッグマンとして頭角を現すと(2004年MIP受賞)、ローポストでのパワー/フットワークとミドルレンジゲームを武器にキャリアを通してダブルダブルを量産し、2度のオールスター選出や2011年オールNBAサードチーム入りなどの功績を残している。
▼ポストムーブの達人
キャリア前半は少しセルフィッシュなプレイスタイルやオフコートでの不祥事のせいで、あまり高い評価を得られていなかったランドルフだが、28歳でメンフィス・グリズリーズに移籍してからはリーダーの1人として長年チームに大貢献。
ファイナル進出こそ成らなかったものの、マーク・ガソルやマイク・コンリー、トニー・アレンらと共にグリズリーズの黄金期である『Grit and Grind』時代を築き上げ、チームを7年連続でのプレイオフ進出に導いた。
個人的にランドルフのキャリアで最も印象的だった瞬間は、2011年プレイオフのウェスト第1ラウンドでの活躍ぶり。特にシリーズ決着となった第6戦では31得点/11リバウンドの大暴れを見せ、グリズリーズはシーズン61勝で1位シードだったサンアントニオ・スパーズ相手に大番狂わせを演じた。
ランドルフはグリズリーズでの通算得点と出場試合数で球団歴代3位、リバウンド数で歴代2位の記録を保持している。
参考記事:「TMZ」