カワイ・レナード、残り2.4秒に逆転決勝のフェイダウェイ・ジャンプショット
最初から最後まで一桁点差の大接戦となった現地1日のサンアントニオ・スパーズ対インディアナ・ペイサーズの試合は、第4Q残り時間10秒でペイサーズの1点リード。絶対に外せないポゼッションでタイムアウト明けのスパーズが選んだのは、得意のハンマーセットやハイポストからのスクリーンアクションではなく、カワイ・レナードのアイソレーションだった。
サイドラインでインバウンズパスを受け取ったレナードは、じっくりとドリブルでディフェンダーのポール・ジョージをブロックまで押し込み、理想のポジションに移動。ターンアラウンドでスペースをクリエイトすると、残り2.4秒で逆転のフェイダウェイ・ジャンパーを沈めた。
スパーズは続くペイサーズの攻撃を何とかしのぎ、約1ヵ月ぶりのホームゲームで劇的な逆転勝利を手にした。
この日のスパーズは、レナードがゲームハイの31得点、10リバウンド、3スティールで今季7回目のダブルダブルを記録。二桁得点に達したスターターはレナードだけだったが、ベンチからパウ・ガソルとデビッド・リーがそれぞれ18得点をあげて大貢献した。ガソルは怪我から復帰して以降はベンチスタートとなっているが、3試合で16.7得点、7.3リバウンド、FG成功率57.7%と優秀な数字を残している。
ボックススコア:「NBA」