【動画】ケンドリック・パーキンスのクラッチシュートと観客の反応
あなたはオクラホマシティ・サンダーのファンで、ホームの試合を観戦しに行った、と想像してください。
試合時間は残りわずかでワンゴールを争う超大接戦。この場面でどの選手にシュートを任せたい?ほとんどの人がケビン・デュラントと答えるはず。もしくはラッセル・ウェストブルック…。
ここでケンドリック・パーキンスにボールを回せ、という人はまずいないだろう。しかもゴールから5m以上離れたロングレンジを打とうとしようもんなら、「お前は打つな!!」と叫びたくなるかもしれない。21日のブレイザーズ戦で、実際に観客はそんな風に反応した。
残り時間は1分30秒、サンダー2点リード。相手はウェスト首位を争うブレイザーズ。ホームゲームだし絶対に勝ちたい…。
そんな状況で、レジー・ジャクソンからノーマークでパスを受けたパーキンス。そのままシュートモーションに入ると、客席からは「No!No!Nooooo!」。しかしパーキンスは微塵も躊躇することなくシュートを放った。
パーキンスこの日2本目のフィールドゴールだ。ボールがリングに吸い込まれるのと同時に、「ノー!ノー!」という悲観的な叫びは、一瞬にしてブザービーターでも決めたかのような大歓声に変わった。
パーキンスはこの直前のディフェンスでも、ブロックショットでゴールを死守。この連続ファインプレーにより、サンダーはゲームの流れを一気に引き寄せ、105対97でブレイザーズに勝利した。
この日はケビン・デュラントがラスト3分30秒で11得点を挙げる大活躍をみせたため、パーキンスのクラッチプレーはちょっと陰に隠れてしまったが、試合を決めたのはあのぎこちないジャンプショットだ、と思ってみた。
▼デュラントのクラッチパフォーマンス
まあパーキンスがシュートを打つたびに、サンダーファンが「ノー!」と言いたくなる気持ちもわかる。次の日のスパーズ戦では、ダンクにいける状況であえて近距離のジャンプショットを選び、大きく外してしまった。ベンチから重いため息が漏れるプレーだ…。
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