【サンデーレポート Vol.34】2月2日~8日: コミッショナー、プレイオフ形式の改革に前向き
NBA2014-15シーズン第15週の気になるニュースや動画をざっとまとめました。サンデーレポートは毎週日曜日にアップします。
【Vol.34】2014-15第15週 – 2月2日~8日
順位表(2月8日現在):
ウェスト | イースト | |||
1 | ウォリアーズ | 40-9 | ホークス | 42-9 |
2 | グリズリーズ | 37-13 | ラプターズ | 34-17 |
3 | クリッパーズ | 35-15 | ウィザーズ | 32-20 |
4 | ブレイザーズ | 34-17 | ブルズ | 31-20 |
5 | ロケッツ | 35-18 | キャブス | 31-21 |
6 | マブス | 33-18 | バックス | 28-23 |
7 | スパーズ | 32-18 | ヒート | 22-28 |
8 | サンズ | 29-23 | ホーネッツ | 21-29 |
9 | ペリカンズ | 27-24 | ネッツ | 21-29 |
10 | サンダー | 25-25 | ピストンズ | 20-31 |
11 | ナゲッツ | 19-32 | セルティックス | 19-31 |
12 | キングス | 18-33 | ペイサーズ | 19-32 |
13 | ジャズ | 17-32 | マジック | 16-37 |
14 | レイカーズ | 13-37 | シクサーズ | 12-40 |
15 | ウルブズ | 10-40 | ニックス | 10-41 |
今週の歴史
- 1970年2月6日 – ニューヨーク州のバッファローに新NBAチーム「ブレーブス」が誕生。その後、カリフォルニア州のサンディエゴに移転して、クリッパーズに改名。1984年からはロサンゼルスに本拠地を構えている。
- 1980年2月3日 – ボストン・セルティックスのルーキー、ラリー・バードが、オールスター史上初のスリーポイントシュートを成功させた
- 1987年2月4日 – サクラメント・キングスがロサンゼルス・レイカーズ戦の第1Qに合計でわずか4得点を記録。1954年にショットクロック制度が導入されて以来の、1ピリオドにおける史上最低得点となる
- 1987年2月7日 – マイケル・ジョーダンがオールスター・ダンクコンテストにて伝説のフリースローダンク
- 1993年2月4日 – ラリー・バードの背番号「33」の永久欠番セレモニー
ニュース:
・アダム・シルバー、プレイオフ形式の改革も視野に
以前から指摘されてきたことだが、近年のウェスタンカンファレンスとイースタンカンファレンスの間には大きな格差が存在する。2000年以降でイーストの勝率がウェストを上回ったのは、2008-09シーズンの1度きり。昨季は48勝を挙げたサンズがプレーオフ進出を逃しており、今季もリーグの上位16チーム中10チームがウェスタンカンファレンスだ。
この戦力不均等な状況に関してNBAコミッショナーのアダム・シルバーは現地4日、テレビ番組に出演した際に「変更が必要」とコメントを残し、プレイオフフォーマットの改革に前向きな姿勢を示した。
「ベストチームがプレイオフに出るのが理想的だ。しかし現状は、不均衡と確実な不公平が存在している」
コミッショナーが提案した改革案は次の2点:
- ディビジョン優勝を果たした6チームは自動的にプレイオフ進出
- 残りの10席は、カンファレンスに関係なく成績上位のチームに与えられる
「もちろん移動の問題はある。だが今の時代、すべての球団がチーム専用機を所有しており、チャーターで移動を行っている。この件に関しては、リーグの競争委員会と念入りに考察するつもりだ。これについては、多くのオーナーたちが強い考え方を持っているだろうが、私は改革が必要なエリアだと考えている」
– アダム・シルバー
・デュラント 「オールスターの椅子が欲しければ1on1で俺に勝ってみろ」
ケビン・デュラントが今年のオールスターリザーブに選出されたことに関して、各地で多くの疑問の声が上がっていた。「シーズンの半分以上を欠場している」、「勝率5割ギリギリのサンダーから2人選ばれるのはフェアじゃない」などといった点が主な理由だ。特に、ブレイザーズやマブスなど、好成績を収めているチームのファンたちは不満に思ったかもしれない。
このことは本人の耳にも入ったのだろう。デュラントは6日に行われたペリカンズとの試合前に、これらのクレームを一蹴するかのようなコメントを残した。
「俺のオールスタースポットが欲しい奴は、俺と1on1で勝負して決めればいい」
– ケビン・デュラント
半分ジョークのつもりだろうが、もし実現すれば最高に面白そうだ。オールスターの椅子を賭けてデュラントとリラードが勝負するところなど、ぜひとも見てみたい。
Mavs.comによると、このデュラントのオファーに対して、マブスオーナーのマーク・キューバンが最初に名乗りを上げたそうだ。
「ダークには勝った。だからデュラントにも勝てる」
– マーク・キューバン
ちなみに、70年代のNBAには1on1の公式トーナメントが存在していた。
・クリス・ポールが審判批判で罰金
NBAは現地7日、公に審判を批判したとして、ロサンゼルス・クリッパーズのクリス・ポールに対して2万5000ドルの罰金処分を課した。
問題となったのは、CP3が5日の試合後インタビューで残したコメント。第3Qにテクニカルファウルをコールした審判の判定に対して、「馬鹿げている」などと厳しい言葉で批判した。
・ホワイトサイドが20/20ダブルダブル
マイアミ・ヒートのハッサン・ホワイトサイドが、現地4日のウルブズ戦で自己最多の24得点と20リバウンドを獲得し、NBAキャリア42試合目にして20/20のダブルダブルを記録した。
この日の出場時間は36分で、フィールドゴール成功率は何と92.3%(13本中12本)!
ホワイトサイド 月別スタッツ | ||||
MIN | PPG | RPG | BPG | |
12月 | 10.3 | 3.1 | 3.6 | 1.1 |
1月 | 23.6 | 13 | 10.9 | 3.4 |
2月 | 29.9 | 18.3 | 13 | 3.3 |
これほどのレベルで選手が突然覚醒した例は過去にあるだろうか?
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