【サンデーレポート Vol.4】12月9日~15日:コービー復帰、ハワードのスリーなど
NBA第7週のまとめ記事です。
【Vol.4】NBA第7週 – 12月9日~15日
順位表(12月15日現在)
イースト
・「NBA、ディビジョン制の廃止を将来的に検討か?」
今季のイーストがひどい。12月15日現在、イースタンカンファレンスは上位2チーム以外の勝率が5割以下。特にアトランティック・ディビジョンが酷い。首位のボストン・セルティックスでさえ11勝14敗という危機的な状況だ。
NBA史上でも稀にみる地区間の実力格差を受け、NBAが将来的に何らかの処置を講じる姿勢をみせている。『USA Today』誌のライターによると、次期NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏がラジオ番組で、「競技委員会は、ディビジョン制度が有用性を失ってしまったかどうかを検討するつもりだ」と語ったらしい。
現在のプレーオフルールでは、仮にセルティックスがカンファレンス6位の成績でシーズンを終えたとしても、ディビジョン優勝者ということでプレイオフの第4シードが与えられる。
例えディビジョンを廃止したとしても、イースト/ウェスト間の格差は解消されない。それならいっそのこと、ウェストに新たに2チーム作って(シアトル/ラスベガスあたりに)、地理的に東部に近い1チーム(グリズリーズ、もしくはウルブズ)をイーストに引っ越しさせてはどうか?
・「M.チャルマーズ、アラスカ州スポーツ殿堂入り」
マイアミ・ヒートのガード、マリオ・チャルマーズが10日、アラスカ州のスポーツ殿堂入り(ASHOF2014)を果たした。アラスカ出身で、高校、大学(NCAA1部)、プロ(NBA)を通して全米タイトルを勝ち取った選手は、今のところチャルマーズだけとのこと。
・「バークレーの発言が物議」
元シクサーズ/サンズのスター選手、チャールズ・バークレーが今週、ESPNのラジオ番組に出演した際、「イーストの残りのチームでオールスターを組んでも、今のヒート/ペイサーズには勝てない」と発言し波紋を呼んだ。
バークレーの言いたいことは良くわかる。それほどヒート/ペイサーズと残りのイーストチームとの差は歴然だ。でもオールスターでも勝てないは言いすぎじゃないか?例えば:
PG:カイリー・アービング/ジョン・ウォール
SG:アーロン・アフラロ/デマー・デローザン
SF:カーメロ・アンソニー/ジェフ・グリーン
PF:アル・ホーフォード/ブルック・ロペス
C:アンドレ・ドラモンド/ジョアキム・ノア
このチームで、ヒート/ペイサーズと結構いい勝負をすると思うのだが…。
またバークレーは別のテレビ番組のインタビューでも、「レブロンはクリーブランド・キャバリアーズに戻ればいいと思う。まず第一に、マイアミはファンが素晴らしくない。クリーブランドのファンは素晴らしかったと思う」などと発言し、一部のファンたちの怒りを買った。
ウェスト
・「コービー復帰も…、レイカーズ不調」
レイカーズの絶対的エース、コービー・ブライアントが、8日のラプターズ戦でついにカムバックを果たした。が、とたんにレイカーズは3連敗。14日のボブキャッツ戦で、ようやくコービーは今季初勝利を飾ることができた。
まだコービーのリズムが完全に戻っておらず、新しいチームメイトとの連携がスムーズにいかない部分もあるのだろう。しかしそれ以上に、怪我によるレイカーズの人員不足が大きい。
13日のサンダー戦では、ナッシュ/ブレイク/ファーマーが3人とも欠場したため、コービーがポイントガードを務めることに。13アシストを獲得したものの、わずか4得点とスコアに伸び悩んだ上に、7つのターンオーバーを喫し、122対97でサンダーに大敗した。
一方で、勝利を収めたボブキャッツ戦では32分間出場し、21得点、8アシスト、7リバウンドをマークする大活躍をみせている(ただしターンオーバーも7つ)。
ちなみに、コービーの復帰試合を観に行きたいがために、自身の結婚式を直前で延期した熱烈なファンがいたらしい。
・「R.ゲイがキングスに移籍」
9日、ラプターズとキングスの間で、ルディ・ゲイを含む7選手の大型トレードが成立した。キングスは、ガードのグレイビス・バスケス、フォワードのパトリック・パターソン、ジョン・サーモンズ、チャック・ヘイズの4選手を放出。見返りにラプターズから、ゲイ、センターのアーロン・グレイ、フォワードのクインシー・エイシーを獲得した。
このトレードでラプターズは、サラリーキャップを締め付けていた高額契約を手放すことに成功。キングスは…、ちょっと割高な即戦力を獲得?
2014年オールスター投票、1次中間結果
2014年NBAオールスター投票の1次中間結果が発表された。イーストの最多票はレブロン・ジェームズ、2位はポール・ジョージ。ウェストではケビンデュラントとコービー・ブライアントが1,2位の投票を獲得した。詳細は以下の通り:
[show_hide title=”イースト”]1.レブロン・ジェームズ(ヒート)- 609,336票
2.ポール・ジョージ(ペイサーズ)- 489,335票
3.カーメロ・アンソニー(ニックス)- 424,211票
4.ドウェイン・ウェイド(ヒート)- 396,279票
5.カイリー・アービング(キャブス)- 365,712票
6.デリック・ローズ(ブルズ)- 272,410票
7.ロイ・ヒバート(ペイサーズ)- 208,369票
8.クリス・ボッシュ(ヒート)- 156,364票
9.ジョン・ウォール(ウィザーズ)- 124,851票
10.ケビン・ガーネット(ネッツ)- 102,825票[/show_hide]
[show_hide title=”ウェスト”]1.ケビン・デュラント(サンダー)- 607,407票
2.コービー・ブライアント(レイカーズ)- 501,215票
3.クリス・ポール(クリッパーズ)- 393,313票
4.ステファン・カリー(ウォリアーズ)- 327,449票
5.ドワイト・ハワード(ロケッツ)- 295,120票
6.ブレイク・グリフィン(クリッパーズ)- 292,925票
7.ケビン・ラブ(ウルブズ)- 275,506票
8.ジェレミー・リン(ロケッツ)- 240,404票
9.ティム・ダンカン(スパーズ)- 217,271票
10.ジェームス・ハーデン(ロケッツ)- 198,667票[/show_hide]
プレーヤー・オブ・ザ・ウィーク
- イースト: カイリー・アービング(キャバリアーズ)
- ウェスト: ラマーカス・オルドリッジ(トレイルブレイザーズ)
画像いろいろ
1.レブロンとボッシュ、作戦会議中
2.やさしいザックさん
3.米掲示板のユーザーが作った意味不明な画像
スレ主によると、Google翻訳を使って画像を作ったとのこと。
動画いろいろ
1.ハワード、キャリア通算3本目のスリーポイント!
2.コービーの復帰後初ダンク
3.デロン・ウィリアムス健在
4.ネッツのプレーヤーがピストンズのマスコット「フーパー君」をリンチ
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