ラマーカス・オルドリッジが今季スパーズ最多の36得点
ラマーカス・オルドリッジが、1月末に自身のTwitterアカウントを削除して以降、オフェンス面で調子を上げている。2月1日のマジック戦では移籍後最多の28得点、5ブロックをマーク。そして現地3日に行われたニューオリンズ・ペリカンズ戦では、今季スパーズ最多記録となる36得点を獲得した。
スパーズの選手が30点を超えるのはかなりのレアイベントで、今季に入ってからオルドリッジが3人目(パーカーとレナード)。35得点以上となると、2014年1月のトニー・パーカー(37得点)以来、約2年ぶりだ。
▼Twitter削除ビフォーアフター
オルドリッジ | 10/28~1/25 (41試合) |
1/26~2/3 (4試合) |
出場時間 | 29.4分 | 30.4分 |
得点 | 15.6 | 26.0 |
リバウンド | 8.7 | 5.5 |
アシスト | 1.3 | 1.5 |
ブロック | 0.9 | 2.0 |
FG% | 48.3% | 64.9% |
Twitter削除後のサンプルサイズが小さすぎるので、上の比較データはほとんど参考にならないが、1月25日のウォリアーズ戦での惨敗を受け、オルドリッジの中でスイッチが入ったというのは十分に考えられる。
ペリカンズ戦でのオルドリッジは、昨季NBAオールディフェンシブ2ndチームに選出されたアンソニー・デイビスと試合を通して真っ向からマッチアップ。序盤はやや押され気味だったものの、ミドルレンジのキャッチ&シュートやローポストのアイソレーションだけでなく、スクリーン&ロールからのドライブやバックドアカットからのアリウープまで、多彩なオフェンスでフィールドゴールを積み上げると、第4Qにもアグレッシブな攻めからフリースローを稼ぎまくって12得点を挙げ、スパーズの勝利に大貢献した。
▼オルドリッジ vs. デイビス
オルドリッジは36得点に加えて、FG成功率60%、6リバウンド、3ブロックを記録。普段はポストアップからフェイダウェイに落ち着いてしまうことが多いが、ペリカンズ戦ではポンプフェイクやスピンムーブを駆使してディフェンダーのバランスを崩し、積極的にバスケットをアタックしていたのが特に良かった。
「ラマーカスは攻守の両方で見事だったと思う。アンソニー(デイビス)は第4Qの得点が3点だった。ラマーカスはアンソニーに対して素晴らしい仕事をしたよ」
– グレッグ・ポポビッチHC
スパーズはオルドリッジの他に、カワイ・レナードが17本中11本のフィールドゴールを決め26得点を獲得。オルドリッジとレナードの2人で60点を超える日がついに来た!
▼レナード、26得点
またダニー・グリーンも好調で、4本のスリーを成功させ17得点、7リバウンドをマーク。トニー・パーカーは30分の出場でわずか2得点に終わったものの、何度もオルドリッジをセットアップして8アシストを記録している。
5試合連続でティム・ダンカンが欠場となったスパーズだが、代わりにスタメンセンターを務めたデイビッド・ウェストは、トップからアリウープパスを出すなどダンカンチックなプレーを披露し、14得点、5リバウンド、5アシスト、2ブロックでオールラウンドに活躍。この日はスターターが94-16でベンチの得点を大きく上回った。
一方のペリカンズは、デイビスが28得点、10リバウンド、4アシスト、4ブロック、4スティールとあと一歩で5×5の大活躍をみせた。
この日の勝利により、スパーズはホーム無敗記録を維持して今季41勝8敗(ホーム27勝0敗)。ホームでのシーズン27連勝は、1995-96ブルズ(37連勝)、1995-96マジック(33連勝)に次ぐ歴代最長3位記録だ。
次は現地5日にアメリカン・エアラインズ・センターでダラス・マーベリックスと対戦する。もしかするとダンカンはオールスター明けまで帰ってこない?
ボックススコア:「NBA」